ねむりの部屋 Vol.36 羽毛の産地偽装のことなど

グース5

羽毛の産地偽装のことなど

5月8日店に電話がかかってきた。「TBSのひるおびですが、ご出演いただけませんか?」すでに新聞等でご承知のように、フランス産と称して中国産の羽毛が混入されていた産地偽装問題である。この問題は20年以上引きずっているし、何度となくブログ等で取り上げてきたので、白羽の矢があたったのだと思う。

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非常に情けない話であるが、今回の報道は全く驚かなかったし、やっと日の目を見たか、というのが正直な気持ち。店で販売する羽毛布団を全て自家製に切り替えたのも、有名メーカー製であっても産地表示なんか全く当てにならない状況が続いていたからである。(詳しい実情についてはこちらをご覧いただきたい)

今回、テレビでも産地偽装についての話題に終始したが、本当のことをいえば産地よりモノが良いか、悪いかという方が大切だと思う。確かに本当に良いモノを探すとポーランドなどに行き着くが、ポーランド産だって低級品も多い。逆に中国産でも探せば良質な羽毛もあるのだ。例えば私の店では400dpの台湾産ホワイトグースを使っているが、品質として悪くなしトレーサビリティもしっかりしているからだ。

問題は、イメージだけでごまかされやすい市場だろう。本当の品質の良し悪しを、ちゃんとお客様におとどけするのがプロの役割であるはずだし、そのことを皆さんに十分お伝えできていなかったことは反省点である。ありもしないイメージを作ってごまかすのはフェアでは無い。マザーグースやマザーダックしかりである。

さて、プロの目からいわせていただければ、羽毛布団の快適さは羽毛の質もあるが、生地により大きく左右されるのだ。皆様ご存じだろうか?

ねむりはかせ       沢田昌宏