避難所の寝具をどうするか?

この度の熊本・大分地方の地震で被災された方には、お見舞いを申し上げます。

さて、避難所の様子がテレビで映し出されますが、毎回同じような状況になってしまっています。ただでさえ、いろいろなストレスがかかっている中で、少しでも体調を保つには睡眠環境を少しでも整えていくことが求められます。

「そんなこといわれても、それどころじゃない。食べ物さえ十分でないのに」とお叱りを受けることは承知の上で、長期化した場合にどうするか考えてみたいと思います。
映像を見ていると、敷布団を1枚敷いている方はまだいい方で、毛布を体育館の床に敷いて寝ている方も少なくありません。ここで問題になってくるのは、夜の冷えと、下が硬いところで眠るリスクです。

冷えは体調をこわす大きなリスクです。薄い敷布団や毛布だけだと身体の熱は下へ逃げてしまいます。

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結論から言えば、敷を少なくとも2枚重ねましょう。体温が床へ逃げるのをふせぎ、体圧分散ができるようになって、身体にかかる物理的ストレスを和らげます。硬いところで寝ると寝返りが増え、結果的に睡眠が浅くなります。

さまざまな精神的ストレスもかかっていますから、夜はできるだけ良い睡眠をとり十分に休息することで、免疫や抵抗力がアップし、肉体的にも精神的にも健康状態をキープしやすくなります。

体育館などはホコリも立ちやすいので、本当は簡易ベッドがおすすめです。
長浜市が地元の新江州さんと災害時の提供について連携されるというニュースが伝わってきました。

藤井長浜市長、寝心地を確認
このようにすることで、さらに睡眠環境が改善されます。たとえ30㎝でも床から上げることにより、保温性が上がり、お年寄りにとっては立ち上がりなどが楽になります。また、プライバシーも少し守られやすくなるのです。
この上に通気性の良いマットレスとウールの敷の2枚敷をするのがベストでしょう。

といっても被災地ではそこまで揃えにくいとは思いますが、睡眠の悪化は、健康の悪化につながりますから、十分に配慮していただきたいと願います。