羽毛ふとんをリフォーム(仕立直し)をする際に気をつけること

「リフォームしたら寝心地が悪くなった」では困ります
使う人の体質に合わせて快眠のためのリフォームを行うことが大切です

リフォームをして嵩がふっくらして戻ってきたとしても、使う人に合っていなければ、寝心地は悪化します。その原因は?

生地がポリエステル混紡に変わってしまった

現状、リフォームに持ち込まれる羽毛布団の90%以上は綿100%、場合によっては絹交織もありますが、基本的に天然素材100%の側生地がほとんどです。

ところが、価格を抑えるために「ポリエステル85%綿15%」などポリエステル素材が主になったリフォームをするところが増えてきました。安い中国縫製の羽毛布団側はほとんどがTTCと呼ばれるポリエステル素材中心の側生地です。

ポリエステル混防やポリエステル100%の羽毛側生地は通気度が1.0cc未満のものがほとんどです。一方長年使用した綿100%(サテン生地が多い)は通気度が3~4ccぐらいになっています。

当然リフォームをした後は通気性が悪くなりますので、蒸れやすくなります。これが最も大きな問題です。テレビ通販の羽毛布団リフォームを見ていると多くがこのパターンです。

一般的なTTC側生地の安い羽毛布団側のカタログです。ダニ防止、抗菌防臭、花粉がつきにくい等の一見消費者に受けやすい付加価値だけはちゃんと付けています。

ふっくらしすぎるのも問題

ほとんどの羽毛布団リフォームは効率を上げるために、持ち込まれる千差万別の羽毛布団の状況を確認して対応するということができていません。そもそも、注文時に仕上げ厚さの内容を確認することがありません。一律に仕立て作業が行われるのです。

ふっくらとした布団はいかにも暖かそうです。しかしながら寒冷地はともかく、都市部のマンション等にお住まいの方だと、嵩が出すぎて暑くなったり、身体への添いが悪くなったりします。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」という格言がありますが、嵩を出しすぎることが、今日の高気密高断熱住宅では仇になります。住宅と身体の体質に合わせた、厚さに仕上げることが大切です。

失敗しない羽毛布団リフォーム

現物の中身と側生地を確認+ご使用者の体質や住宅環境などの情報を合わせてカウンセリングする

いままで(今でも?)羽毛ふとんを体質や住宅環境に合わせておすすめすることは、あまりありませんでした。しかし、暑がり・寒がりといった体質や、住まう地域、寝室の陽当たりや保温性などで、最適な厚さは異なります。

使う人に合わせて、生地素材やキルティング、羽毛の量を調節することが大切です。

そのためには、羽毛の状態を正しく判断する目が必要となります。

二層式は昨今の住宅には合わない

高級羽毛ふとんに多い二層式のキルティング。中には三層式のようなタイプまであります。中を多層構造にすることにより、ふっくらとして保温性は向上しますが、高気密高断熱の今日の住宅事情では厳冬期以外に使いずらいというお声をよく聞きます。

このように、いかにも素晴らしいかのような説明をかつてはしていました。ところが、二層式では中央部に区切り用としてナイロンタフタの生地を用いることがほとんどです。この方式だと、通気性と透湿性が犠牲になってしまいます。

旧来の日本家屋で高齢の方なら二層式もいいでしょうが、本当に必要なのかどうかカウンセリングを受けてみましょう。

4×5キルトは中途半端 改良型の変形5×5キルトがおすすめ

羽毛ふとんの多くが4×5マスのキルティングになっています。

一般的な4×5マスの立体キルト

このキルティングは、身体の中央部に縫い目が来て、保温力が低下するという欠点があります。そこで眠りのプロショップSawadaでは、変形5×5マスというキルティングを採用しています。(シングルサイズのみ)

このキルティングによって、中央部に縫い目が来ないために保温力がアップします。身体へのフィット性も向上します。

フィット性と保温性に優れた変形5×5キルト

都市部のマンション住まいなら中厚5×6マスで

太平洋岸の都市部のマンションであれば、保温力を上げるよりも、湿気をいかに逃がすかということが快眠にとって重要となります。このような場合はマス目が細かい5×6 30マスで中厚仕立てがおすすめです。お子さんや若い男性など基礎代謝量が高かったり、暑がりの方にもおすすめです。

通気性が良く、身体へのフィット感も良い5×6立体キルト

体質に合わせて羽毛の側を選ぶことが重要であることを今一度ご確認ください。

長く使うことが究極のエコ 10年経ったら羽毛布団はリフォーム(仕立直し)を 増えてきたとはいえ、羽毛ふとんのリフォームは認知度がまだまだ低いようです。木綿の布団が打直しできるように、羽毛ふとんも仕立直しをすることによって、さらに長く使う...

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店頭へお持ちいただいて、店主のカウンセリングによって側を決めるのがベストですが、送付いただいて、メールでご相談しながら決めることもできます。

羽毛布団のリフォームは楽天のページからオーダーいただく事ができます。楽天でご注文いただく場合は、全てウォッシャブル対応の綿100%の生地をお勧めしていますが、これがベストです。
ただ、ご注文の前にメール等で事前にご相談下さい。メールでカウンセリングして、より的確なリフォームの方法でご提案いたします。できれば、品質表示ラベルと全体の画像をお送りいただきますと、事前の判定がやりやすくなります。

羽毛布団のリフォーム価格表

羽毛布団のリフォームの現場から気がつくこと

リフォームと新品どちらがおトクですか?

最近は量販店で1万円以下で販売されることも珍しくありません。お客様からも「買った方が安いじゃない」というお声もいただきます。どうすればいいかというと。

ある程度しっかりしたものはリフォームをおすすめします。例えば10年前に10万円出して購入されたとすると、現在でも同じグレードの品を買おうとすると、それなりの金額が必要です。特に最近はグース高、ダック値崩れ、という状況ですから、特にグースの羽毛をお使いの方はリフォームをされた方がいいでしょう。良いものは2回目のリフォームも十分に耐えます。

特筆すべきはカウフマン社の原料で、素材の良さがリフォームにはっきりと出ます。通常解体した羽毛は洗濯と除塵によって10〜20%ぐらい目減りしますが、カウフマン社の原料はそれが非常に少なく、良い羽毛であることを証明しています。 逆に30〜40%も目減りする羽毛がありますが、こちらだと下取りをした方が良いぐらいです。羽毛のリフォームは羽毛の良さの通信簿みたいなものです。

羽毛布団のリフォーム(仕立て直し)とは 羽毛布団のリフォーム(仕立て直し)にはいろいろな方法がありますが、10年に一度ちゃんとした方法できれいに行うのなら「プレミアムダウンウォッシュ」という方法が望ましいのです。(詳しくは下記のリンク...

リフォームは羽毛布団の通信簿

羽毛ふとんほど価格と品質が一致しないものはない、ともいわれます。店頭で販売されているものについては、概ね一致すると考えて良いのですが、訪問販売などの無店舗販売ではずいぶんとあくどいものも、散見します。

リフォームは羽毛布団の通信簿といっていいでしょう。再洗いをして除塵と選別を行うリフレッシュ過程で、はっきりしてしまうのです。一般的に、ダウンの成熟度が低い羽毛は、使用しているうちにダウンボールが壊れてしまいますので、ダウンをリフレッシュした際の目減りが大きく出てしまいます。一般的には10〜15%程度が目減りしますが、品質によっては30〜40%も減るものがあります。
中には、ダウンボールが大きくて「おっ、いいじゃないか」と思われる原料でも、嵩高が戻らないものもあります。おそらく生育環境に問題があるのか、ダウンボールの反発力が失われていることもあります。

特筆すべきはカウフマン社の原料で、素材の良さがリフォームにはっきりと出ます。通常解体した羽毛は洗濯と除塵によって10〜20%ぐらい目減りしますが、カウフマン社の原料はそれが非常に少なく、良い羽毛であることを証明しています。決して安くない原料ですが、飼育環境を見ても、やはり健康な鳥の羽毛を選別するというポリシーが徹底しているからなのでしょう。

ふだんの手入れをしっかりと-日干しをしよう

実はかつては私の店でもそうでしたが、羽毛布団は「あまり干さなくて良い」とか「日干しをしたらダメ」と云われて販売されてきました。羽毛布団の普及期の始めは、木綿わたの布団を使っていらっしゃる方がほとんどでしたので、木綿わたのように屋根の上に頻繁に日干しをすると生地の寿命が短くなってしまうから、というのが真意でしたが、これが「干さなくて良い、干したらダメ」という誤解を生んでいます。

たしかに、羽毛や羊毛などの動物性天然繊維は、綿なのどの植物性天然繊維に比べると、放湿製が優れていますので、新しい空気を入れ換えてやれば、ある程度湿気が逃げてくれるからです。しかしながら、羽毛布団に使われる生地はほとんどが綿ですから、定期的には軽く日干しをしていただいた方が良いのです。

お持ち込みいただく羽毛ふとんの中には、汗でギタギタになったものも見受けます。

また、カバーをこまめに替えると云うことも大切です。カバーをあまり替えなかったり、日干しをしなかったりすると、汗が羽毛にこびりついて羽毛の劣化が激しくなります。こうなると、リフレッシュを行っても、なかなか元には戻りません。

羽毛ふとんをリフォームしたら日干しするようにしましょう。

まずカウンセリングから、メールでご相談ください

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