Q:ウッドスプリングの使い方と違いについて教えてください

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Relax Bettensysteme  ナチュールフレックス・ウッドスプリング

Q.最近ベッドのマットレスにウッドスプリングを組み合わせることが多いと聞きましたが、その効用と違いについて教えてください

ウッドスプリングは木の板をベースにラテックスやエラストマーなどの素材を組み合わせて、マットレスの下に弾力性のある支持層を作り、いわばダブルクッション効果で体を支えるしくみです。主にドイツを中心にヨーロッパで広く使われていて、日本でも増えてきました。

身体の寝姿勢・背骨のラインを正しく保つことが目的

ウッドスプリングの最大の役割は、体の寝姿勢・背骨のラインを保つことにあります。そこで、硬さを調節できるようになっている製品が多く、仰向き寝・横向き寝など寝姿勢に合わせて調節を行います。

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身体の重量をマットレスとウッドスプリングの両方で受け止めるダブルクッション効果があるので、板やスノコに比べるとマットレスへの負荷が少なくなり、性能の低下が少なくなって寿命が長くなる効果があります。

ヨーロッパで最もポピュラーなセンベラタイプのウッドスプリング

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国内で最も多く流通しているのがセンベラのウッドスプリングだと思われます。反りのある積層合板を使い、両サイドをエラストマーと呼ばれる樹脂で支える構造です。ヨーロッパでは非常にポピュラーなタイプで、本数を多くした物などさまざまなバリエーションが用意されています。電動リクライニングタイプもあります。

クアトロ・プランMOTO

長所

腰の部分に硬さを調整するスライダーが付いています。このスライダーは上図にあるように外側へずらすと二本分の板で支えるようになり、硬くなります。内側へやると、柔らかくなり、これによって腰から臀部の硬さを変えることができます。

また、肩の部分は柔らかくできていて、横向き寝をしたときの肩の出っ張りをやさしく受けるようになっています。

短所

15cm以上の厚さを持ったマットレスと組み合わせるのが基本です。ですから寝心地等はマットレスの質に大きく左右されます。硬さの調節ができるといっても限定的で、マットレスの性能を補うまではありません。長年使うと木のしなりが失われてきます。耐久性は10年程度を目安にして交換するようにしてください。

ラテックスフォームと天然木を組み合わせたウッドスプリング

ウッドスプリングの効用がはっきりと判るのはこちらのタイプです。両側はラテックスフォームでできたサスペンションユニットに支えられており、中央部に1本~2本の調整用サスペンションユニットを持つ物が多いですが、それぞれのメーカーによってこだわりがあります。

ウッドスプリングの伸縮が大きいので5~10cm厚の比較的薄めのラテックスフォームなどのマットレスと組み合わせます。

オーストリア RELAX社ナチュールフレックス・ウッドスプリング

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最も調節幅が大きいウッドスプリング+5種類のマットレス

オーストリアRELAX社より直輸入しているウッドスプリングです。現状ではこのウッドスプリングが最も調節幅が大きいので、最もおすすめできます。フローリングなどの床置きにも適しています。当店では寝心地のお好みに合わせて5種類のマットレスを用意していますので、多くの方に対応できるのが特徴です。

リラックス社のナチュールフレックス・ベッドシステム
新しい天然100%の眠りの形をオーストリアから ドイツの見本市で見つけたRELAX社 独自に直輸入を始めました プロナチューラのエルゴフレックスと同等でありながら、さらに細かな調整ができるウッドスプリングを見つけたのが2008年...

オーストリア RELAX社 RELAX2000ウッドスプリング

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天然木の楕円状の板を特殊な樹脂クッションで支える構造のウッドスプリングです。上下動のストロークが大きいために、ふんわりした寝心地と横向き寝に適しています。

ただ、重いためにフローリング等の場合では上げることが難しくなります。マットレスは12cm以上のものと組み合わせた方がバランスが良いです。

リラックス社のRelax2000・ベッドシステム
横寝にやさしい、オーストリアRelax2000 リラックス社のホームページ  リラックス社製品の日本語版ホームページ リラックス製品のパンフレット(PDF) それぞれのサスペンションエレメントを独自に硬さ調整で...

スイス ヒュスラーネスト社リフォーマエレメント ウッドスプリング

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横向き寝が得意で、調節をあまり必要としない

二層構造で板を支えるようになっている上質のウッドスプリングです。この独自の二層構造により、あまり調整を必要としないタイプです。ナチュールフレックス同様に上部に細い板、下部に太い板が入っているので交換することで硬さを調節することができます。上下のストローク量が大きいので、特に横向き寝を中心とされる方に向いています。

フローリング等にも使え、三つ折ができるので片付けも比較的に容易です。ただ、一面が布張りになるため、ナチュールフレックスなどに比べると、湿気がたまりやすくカビの原因になりやすいので要注意です。

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スイス・ヒュスラーネスト社のリフォーマエレメント
ヒュスラーネストのホームページはこちら さまざまな体格に合わせて調節してくれるリフォーマエレメント ヒュスラーネストの最大の特徴は独自のウッドスプリングであるリフォーマエレメント リフォーマエレメントは、同様の他社のウッドスプ...

ビラベック ミルフィ・エレメント ウッドスプリング

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ハンガリーBiotextima社によるウッドスプリングです。基本的な考え方はナチュールフレックスと同じですが、7ゾーンで寝姿勢を支えるように作られていて、肩と腰の部分の調節が可能です。板の厚さは1種類のみで、価格もリーズナブルです。

このウッドスプリングは195cmで仕上がっているので、既存のマットレスと置き換えをするのに適しています。また、電動リクライニングベッドとの相性が良いのも特徴です。

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ミルフィ・エレメント ウッドスプリング
ハンガリーで見つけた天然素材100%のウッドスプリング 2015年ハンガリーBiotextima社 2015年1月、ユニークな木で作ったコイルスプリングを使った天然100%のマットレスVitalWoodを製造しているハンガリーBio...

プロナチューラ エルゴフレックス ウッドスプリング

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ナチュールフレックスと同じオーストリア製で、日本では早くから輸入されているウッドスプリングです。ただ、板の厚さは一定なので、ナチュールフレックスほどの調整幅はありません。日本向けは三つ折りができるので、片付けやすくなっています。その反面落とし込みタイプのベッドを使わないと、ウッドスプリングのサイドサスペンションがずれやすい欠点があります。

スイス ヒュスラーネスト ふとんエレメント

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リフォーマエレメントが二層構造なのに対し、下の部分の一層構造になっています。軽量で片付けしやすいのが最大の特徴ですが、調節機能はないので既存のフロアー用マットレス(ムアツ、AIR等)を使われていて、さらにソフトな寝心地を得たい場合などに最適です。

初めてのマットレスとウッドスプリング選び
世の中には実に数多くのマットレスが存在しています。そして、どのマットレスも「睡眠に良い」と説明されています。本当のところはどうなのか、なかなか判りません。そこで、自然素材を大切にしたいナチュラル派のための、題して「初めてのマットレス...