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羽毛布団、羽毛布団リフォーム6/1より価格改定

Q:羽毛布団は何年使えますか?羽毛の寿命はどれぐらい?

15年使用して汚れへたった羽毛布団

目次

良いグース羽毛であれば30~40年は大丈夫
ただし、ちゃんとメンテナンスをすること

羽毛布団が出始めの頃「羽毛布団は一生モノでずっと使えますよ」という説明をした販売業者が多数いました。しかし、いくらなんでもこれは言い過ぎです。加えて、当時は「羽毛布団は外に干さないように、陰干しで」と説明されることが多かったのです。

上の羽毛布団の場合、使用から15年が経過しています。側生地はかなり汚れていて、生地のあちらこちらが弱っています。男性が使われていたのと日干しをしていないために、側生地は少し油っぽく、湿り気を含んでいます。中の羽毛は、汚れや油脂でダウンボールは丸まってしまい、永年の使用で羽毛が壊れてゴミが増えていました。

基本的にはリフォーム(打直し・仕立直し)によって甦らすことができる

上の羽毛布団をリフォームすると、まるで新品のようにふっくらと甦ります。リフォームとは、布団から羽毛を取りだして洗浄し、ホコリを取り除いて足し羽毛をします。それを新しい羽毛布団側に入れることで、下の画像のようにふっくらと新品のように甦らせることをいいます。

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低価格(低品質)の羽毛は寿命が短い。
リフォームに値しないものも多い

量販店やホームセンター等で安く販売されている羽毛の場合は微妙です。もともと、十分に育てられた羽毛が使われていることは希です(価格は正直です)。

未成熟ダウンが多いために、使用しているうちにダウンが壊れてダウンファイバー(羽毛ゴミ)が増えて行きます。このような羽毛をリフォームしても、洗浄除塵工程で羽毛がごそっと減る割合が多く、リフォームできないわけではありませんが、ほぼ寿命と考えていいでしょう。

低品質の羽毛布団の寿命は10年が目安

この画像の左側は10年ご使用になったライフスタイル系大手の羽毛布団の中身ですが、右側のポーランドグースに比べてダウンボールが極めて小さいために、リフォームは不可と判断いたしました。実際行なって見ても新品買う方が安く仕上がります。

専門店や百貨店の羽毛布団は、低価格でも羽毛の質が良ければ問題なくリフォームできることが多い

専門店や百貨店で購入された4~5万円クラス、場合によっては3万円クラスでも、2012年以前のものであれば、比較的良いグースダウンが使われていることも多いので、迷ったらご相談ください。

メンテナンスが出来ていないと寿命は縮まる

いくら良い羽毛を使っていても、途中での丸洗いなどメンテナンスができていないと、本来の寿命を損ねます。代表的な例は大塚家具さんのダウナ羽毛布団で、15年以上使用されて持ち込まれる羽毛は損傷やゴミが多く、リフォームできないことはありませんが、羽毛の本来の良さが損なわれています。

18年使用されたダウナ羽毛布団の羽毛です。羽毛が壊れてダウンファイバー(羽毛ゴミ)が多く、汚れで小さく丸まっているダウンは洗っても元にもどりません。途中での丸洗いができていないと良い羽毛でもこのようになります。

400dpクラスなら30年、440dpクラスなら40年以上使用できる 最初に良質の羽毛を選ぶこと

眠りのプロショップSawadaでは、通常最低でも400dp以上の羽毛を推奨しています。これは2回のリフォームに耐えうる当店としての基準です。もちろんダウンパワーの低い羽毛でも何回もリフォームが可能ですが、低ランクの羽毛ほど未成熟ダウンが多く、ゴミとなってしまうものが多く嵩が戻りにくいからです。 440dpクラスなら、ダウンボールが大きく熟したものが多いので、3回のリフォームにも十分耐えうる品質です。ということは40年以上は使えることになります。

もちろん、長く使うためには上記のように、日常のお手入れも非常に重要になってくるのです。逆に手入れが悪いと最初の羽毛のようになってしまい、リフォームはできるものの2回目のリフォームに耐えられない状態になることも少なくありません。

ライフサイクルで購入とリフォームを考える 30歳で購入する場合

これは結婚される年齢の方への説明パネルです。体質にもよりますが3~5年に一度の丸洗いと10~12年に一度のリフォームを繰り返すことで、羽毛布団の快適な性能を維持しながら使い続けることが可能です。毎年洗いなさいとおすすめする店もありますが、洗いすぎると羽毛の油脂分が少なくなり、長持ちしにくくなりますので、当店ではおすすめしていません。 しかし全くメンテナンスされていない羽毛布団は、羽毛に付着した汚れが落ちにくくなります。定期的に丸洗いをして、羽毛の汚れを取っておくことが大切です。そうでないと良い羽毛を使ったとしても、リフォーム時に回復しにくくなります。

60~65歳なら買い換えを検討するのがベター

上の図では62歳で買い替えのパターンを提示しています。人生100年時代といわれるようになったので、セカンドライフが始まる60~65歳が買い換えのタイミングです。 ここから30年間使えば、ほぼ残りの人生は買い替えなくてすみます。このようにライフサイクルを考えながら、一生羽毛布団とお付き合いをしましょう。

リフォームはプレミアムダウンウォッシュで

羽毛布団のリフォームの方法はいろいろありますが、1枚ずつ直洗いするプレミアムダウンウォッシュがおすすめです。他の方法だと、汚れが取りきれないので、十分に羽毛を洗えません。

羽毛布団のリフォームについては、専用サイトをご覧ください

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羽毛布団側は軽量で通気性の良い綿生地で

ポリエステルの入った羽毛布団側は安く仕上がりますが、通気性が悪く蒸れやすくなります。長く快適に使うには、軽くて通気性の良い綿100%の羽毛布団生地を使うのが一番です。

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