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ねむりの部屋 Vol.29 体が冷えていると入眠しにくい理由

201511

 

秋も晩秋にかかると、いよいよ底冷え・・・というか足が冷えてくる。実は、身体、特に足や手が冷えていると、なかなかすっと眠ることができないのである。女性に多い冷え性の方は、その典型といえる。それはなぜなのか?

 

そもそも眠る、とは「脳を休める」「身体を休める」という二つの意味がある。自動車のエンジンでいえば、日中頑張ってエンジンを回していたのを、回転数を落としアイドリングにすることに近い。このため、ヒトは眠りに入ると体温を下げ、代謝を下げて活動レベルを低下させる。

 

そのために、高くなった内臓の体温(深部体温という)を下げることが必要なのだが、この温度を下げる役割は、血液の流れによってもたらされる。エンジンでいえば、血液が冷却水で、耳たぶ、ほお、手足などがラジエーターの役割を果たすのだ。赤ちゃんや子供が眠るときに耳たぶや頬が熱くなるのはこのメカニズムなのだ。

 

したがって、血行が悪い人は、なかなか深部体温が下がらず、寝入りが悪くなるというわけである。この仕組みがわかっていれば対応は簡単だ。まず手足などを冷やさないこと、眠る30分前ぐらいにお風呂へ入る。柑橘系は血行を促進するから、ゆず風呂は睡眠にも良いのだ。夕食に唐辛子系を軽くとって、血行を上げるという方法もある。

 

寝具が冷えていると、身体の熱を逃がさないようにするために毛細血管が収縮して逆効果となる。特に湿気の多い寝具は、湿気を暖めるために熱量の多くがうばわれるから要注意だ。布団乾燥機などで前もって暖めておくことおすすめしたい。

 

薄い敷寝具や、昨今人気の空気がほとんどという敷寝具も熱を逃がしやすいので、保温性のある敷寝具と組み合わせていくことが必要となる。血行や代謝量はヒトによって異なるので、自分に合った寝具選びが必要である。

 

ねむりはかせ       沢田昌宏

 

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