どう違う?400dpのホワイトダック羽毛と410dpのホワイトグース羽毛

Q:400dpのホワイトダックと410dpのホワイトグース、パワーは同じぐらいなのに価格がかなり異なります。どう違うのでしょうか?

ポーランド ホワイトグース

最低でも400dp(ダウンパワー)が
眠りのプロショップの羽毛品質基準

日本羽毛製品共同組合が定めているゴールドラベル品質基準には4種類のグレードがあります。羽毛の質を決めるにはさまざまな基準がありますが、基本的にダウンパワー、つまりダウンのもつ嵩高によってグレードが分けられます。

表示 ダウンパワーdp
(旧嵩高表示の数値)
プレミアムゴールドラベル 440dp以上

(18cm以上)

ロイヤルゴールドラベル 400dp以上

(16.5cm以上)

エクセルゴールドラベル 350dp以上

(14.5cm以上)

ニューゴールドラベル 300dp以上

(12.0cm以上)

眠りのプロショップSawadaでは、自家製造直売をしていることから、定番品は最低でも400dpのロイヤルゴールドラベル以上のもののみに限っています。

一般的におすすめしたいのは、プレミアムゴールドラベルの440dp以上です。このクラスならメンテナンスをちゃんと行えば30~40年使用することができます。

400dpのダックと410dpのグースはどう違うのか?

最近はハイパワーのダックダウンが増えました。かつては350dpぐらいがせいぜいだったのが、ミュラー種などの品種改良で400dpを超えるものが出てきました。私どもでは、リーズナブルラインで2種類の羽毛を用意しています。

表示 品名 ダウンパワー 価格(1kg当り)
PWG93 ポーランド ホワイトグース ダウン93% 410dp 64,800円
FPD90A フランスピレネー ホワイトダック ダウン90% 400dp 32,400円

グースとダックでは価格がかなり異なってくる

上の表をみると、ダウンパワーはあまり変わらないのに、グース(ガチョウ)とダック(アヒル)では実際価格が異なります。実際、良質なグースダウンは2012年頃から2~3倍に価格が跳ね上がってしまいました。昨今はダックダウンも倍ぐらい上がってしまいましたが、それでも、倍以上の価格差があります。

ダウンパワーが変わらないのであれば、安い方で良いじゃない、とお客様が判断されても無理からぬところがあります。実際どうなのでしょうか?

グースの方が、球状の正常なダウンが多く、ゴミが少ない

実際にPWG93(ポーランド グース ダウン93% 410dp) と FPD90A(フランス ダック ダウン90% 400dp)のサンプルを入れて比べて見ました。この画像だけでは解りにくいかもしれませんが、大きなダウンボールには差がありませんが、グースダウンの方が球状になった、ちゃんとしたダウンボールが多いのに対し、ダックダウンは中途半端につながったダウンが少なからずあります。

実際に羽毛に吹込みをすると、よりはっきりと差が出てきます。当店で使っているサイクロン充填機は小さなホコリを取り除くのですが、グースダウンとダックダウンでは目視で5~10倍ぐらいのゴミの差があります。つまり、グースダウンの方がゴミが格段に少ないのです。

羽毛の計量器の中を見ても、球状のダウンボールが多いグースダウンはゴミが残ることは少ないのですが、ダックダウンだと結構小さな羽毛ゴミが壁面にへばりつくため、毎度掃除をするのが大変です。

結論:長く使うなら良質のグースダウンを選択すべき

ここまでの話で結論ははっきりしています。良質なグースダウンを使うべきなのです。ただ、グースダウンといっても、ダックダウンをかなり混ぜたりしているものも少なからずあり、グースだからといって判断することは避けましょう。

一方ダックダウンはこの数年で価格が一気に倍近く値上がりしました。ところが、製品価格はあまり上がっていません。裏では、中古羽毛が混入されたり、グルーダウンというほぼごまかしの手法が横行しています。

グルーダウン=不適切な方法で人為的に増量された羽毛 低価格羽毛布団に使われているグルーダウンの存在が問題になっています。一番下のコラムに国際羽毛検査機関IDFLから送られてきたメールの内容を添付しました。 というのも、国際的な需...

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フランス産と称する羽毛ふとんの多くが産地偽装であるという報道 5/7朝日新聞にフランス産羽毛の多くが産地偽装されているという報道がありました。業界では噂になっていたようで、自浄作用が働くのかどうか、興味を持ってみたいと思います。 ...

自分で選んで自分で作らないと、正直、不安の塊。

このような事情のために、本当に妥当な羽毛が入っているかどうか解らない状況です。加えて、市場に出回る羽毛ふとんの大半が側生地に通気性の悪いポリエステル素材を使っています。いくら安いからと言って、既製品の羽毛ふとんを仕入れて販売することは、あまりにリスクがあるわけです。

確実に羽毛の品質を担保するため、眠りのプロショップSawadaでは、当店手づくりの羽毛ふとんのみを販売しています。

ポーランド ホワイトグース 410dp ダウンボールが均一でホコリが少ない

ホワイトダックダウン 400dp 最上質のダックだが、それでもダウンが不揃いでゴミが多い