長年使ってきたクィーンのベッドがさすがに弱ってきて、ベッドと羽毛布団の買い替えをご検討
米原市にお住まいの70代のご夫婦からご相談をいただきました。
結婚以来使ってきたマットレスのへたりがひどくなって、新たにベッドと布団の買い替えをご検討でした。最初はボディドクターのラテックスマットレスをご検討いただいていたようです。
70代だと体のあちこちが弱ってくる、最適なマットレス選びから
人生100歳時代、人生のゴールを90~100歳と考えると70代といえども、あと20数年使いたいベッド選びです。しかも後期高齢者を控えて、筋肉などが衰え、さまざまな体の不調を抱えるようになってきます。
それまでは2階の寝室でお休みでしたが、足腰の弱り等を考えて1階に新たに寝室を設けたいとのこと。
さすがに45年前のベッドは厳しい
納品に行った際に古いベッドをお引き取りしてきました。下は80㎝が2つ、上は160㎝巾のマットレスという二層構造のシーリー社のベッドです。製造月日は1979年となっていましたので45年前。当時としては非常に良いベッドだったと思いますが、さすがに45年は厳しいです。見てわかるぐらいへこんでいました。
通常、ベッドのマットレスは10年で見直しが必要で、15年が買い替えの限界でしょう。質の低いマットレスなら5年ぐらいでへたりがでてきます。
電動リクライニングベッド パラマウント1000
カウンセリングをしながら、お客様のご希望で電動リクライニングベッドにすることに。ここは安定・安心のパラマウントベッドで、97㎝のマットレスが使えるパラマウント1000をセレクトしました。
画像は固定脚ですが、移動しやすいようにキャスターオプションをつけました。後から、手すりをつけたりするのが簡単なのがパラマウント社の電動リクライニングベッドの特徴です。
マットレスはジェルトロン スーパーエクシード
病院や介護現場で長年使われてきたパラマウントベッドですが、私たちからみるとマットレスの出来は今一歩。そこで電動リクライニングベッドには最適な、ジェルトロン・スーパーエクシードマットレスをおすすめしました。
ジェルトロンは介護の現場に使われるぐらい、体圧分散性と通気性に優れています。また、斜めの力にもうまく対応できるので、電動リクライニングベッドにはベストの素材です。今後、後期高齢者を迎えるご夫婦にはぴったりのマットレスといえるでしょう。
ジェルトロンマットレスは3つのパーツに分かれていて、6つの固さから組み合わせを選ぶことができます。基本的には身長と体重をベースに選んでいただきます。今回ご主人は5-6-4の固めを、奥様は2-3-1の柔らかめを選ばれました。
ベッドパッドは キャメル100%とビラベック羊毛100%
ジェルトロンは通気性が良い分、そのままでは冷えやすいのため、温湿度の適度な調節のためにもベッドパッドは必須です。今回は、ご主人にはビラベックの羊毛ベッドパッドを、奥様は柔らかめで保温性のあるキャメル100%のベッドパッドをおすすめしました。両方とも裏面は夏向けにリネン麻100%になった、当店オリジナルです。
羽毛掛布団は中厚掛ふとんと肌ふとんを組み合わせるオールシーズン対応
クィーンサイズからの買い替えですので掛布団も一緒に見直す必要があります。春・秋は中厚掛布団を、夏は肌ふとん、寒い冬は2枚重ねて使う中厚掛布団と肌ふとんを組み合わせをおすすめしました。当店ではこちらの組み合わせでお求めいただく場合は、セット割引があるのです。
側生地は85g/㎡と超軽量の国産生地 2枚重ねても軽量
国内で使われている綿100%の生地は、60番手サテンが最もポピュラーでしょう。この場合、生地重量は136g/㎡となり、2枚重ねをすると側生地がかなり重くなってしまいます。当店オリジナルの100番手平織生地は85g/㎡とヨーロッパの軽量生地並に軽いので、2枚重ねても重さを感じることがありません。
さらに通気度が3.2㏄と、60番手サテンの倍以上、市販品に多いポリエステル混生地の4倍ぐらいありますので、蒸れが少なく快適なのが特徴です。
ポーランド産で保温力が高い手選別ステッキーグースダウン
中の羽毛はステッキーダウンという絡みの強い羽毛です。絡みが強い羽毛は、温まった空気を閉じ込めるために保温力が高いのが特徴です。世界最高のアイダーダックダウンはこの絡みが非常に強いために高価ですが、今回はポーランド産の上質なホワイトグースダウンから手選別で絡みの強いものを選んだスペシャルな羽毛をご提案しました。
枕はマットレスに慣れてから、見直し
枕は敷寝具に合わせて選ぶ必要があります。今回は、ジェルトロンという新しい体圧分散に優れたマットレスに替えていただきますので、まず身体がマットレスに慣れて枕を見直すことをご提案しました。
今までの枕が合わないと思っていても、マットレスを替えると合うケースもあります。寝心地がガラッと変わると慣れも必要となってきます。