羽毛布団を9,000枚以上仕立てたプロがすすめる、本当に快適な羽毛布団の選び方
1988年に店内にいち早く羽毛製造機を置き、手づくりで羽毛布団を仕立てて6,000枚を超えました。リフォーム仕立てを入れると9000枚を超えています。この三十数年間は、快適な羽毛布団はどうあるべきなのか、試行錯誤の連続でした。
まず結論から-
[自分の体質と睡眠環境に合う保温力]を確保し、
[通気性の良い、軽い綿100%の生地]と
[ホコリの少ないパワーのある良質な羽毛]
を使った羽毛布団を選ぶこと
なぜそうなのかを、以下で説明します。
快適な羽毛布団を得るには、羽毛の良し悪しよりも、側生地や羽毛の量の選び方がより重要である
羽毛原料の良し悪しだけで、羽毛布団を説明する大きな間違い
メーカーのカタログでも、さまざまな通販サイトや情報サイトでも、ほとんどが羽毛ふとんの良し悪しを羽毛の品質の説明(グースやダック、ダウンパワー、産地等)からはじめています。もちろん、良質の羽毛を使うことは当然のことですが、それでは良い羽毛を使えば良質な睡眠が得られるのか、といえば必ずしもそうではありません。
「快適な羽毛布団」の選び方は側生地選びや仕立て方法が重要です。使う人の体質や、住環境などに合わせた最適な生地や仕立てを選ぶことで、快適に睡眠を得ることができるのです。
羽毛布団選びは「暖かい」だけではダメ、「快適な温湿度=気持ち良い」の方が重要になってきた
環境が変われば羽毛ふとんの選び方は変わります。この30年間に日本の住宅環境は高気密・高断熱化へと変わりました。 かつては「暖かい」ということが最も重要視されましたが、今日では暖かいだけでなく、「快適で気持ちが良い羽毛布団を選ぶこと」が重要なのです。
今なお多くのメーカーが暖かさを求めて保温性を重視した二層式などの、嵩高の高い羽毛布団をラインアップしています。旧来の日本式住宅ならそれでもいいかも知れませんが、都市部のマンション等では、普通厚の掛ふとんでは暑いといわれるようになりました。中厚仕立てで十分になってきたのです。
特に昨今は通気性が悪いポリエステル系の側生地が大半を占めるようになりましたので、綿生地に比べると非常に蒸れやすくなっています。逆行しているとしか思えません。
羽毛布団は本来の機能=快適に眠ることができるかどうか、で選ぶべきなのです。
体質によっても、選び方が変わってくる
体質(暑がり・寒がり)と住宅の睡眠環境によって、選び方が異なります。
女性に多い冷え性の方は保温性だけでなく、速暖性が求められます。生地が重いと温まるのが遅くなりますし、できるだけ身体にフィットして熱を逃がさない羽毛の質とキルティングが求められます。
一方男性に多い汗かき・暑がりの方は、湿気を素早く逃がすための通気性が重要となります。通気性が悪いと湿気がこもり、蒸れて不快になります。
側生地やキルティングの説明は不十分なことが多い
しかし、羽毛布団の快適さは生地とキルティングで決まる
テレビショッピングをご覧ください。フランス産とかポーランド産とか羽毛の産地や種類については懇切丁寧な説明がある割には、生地やキルティングについてはあまり十分な説明がないのが現状です。
快適な睡眠を得るためにどのような生地を選び、どれぐらいの羽毛の量を入れて仕立てたらいいのか、という、実は当たり前のことに基づいた説明がほとんどありません。聞こえてくるのは「暖かいですよ」「洗えますよ」という言葉だけです。
快適な睡眠環境とされる温度33℃湿度50%を実現するには、通気性の良い軽量な生地と、睡眠環境や体質にあわせた厚さやキルティングを選ぶことが必要です。
羽毛の品質だけで、羽毛布団を説明することはやめよう
長く快適に健康的に使うためには、良質な生地や高品質な羽毛を使うことは大切なことです。ゴミが多い羽毛や洗浄が不十分で臭いのでる羽毛を選ぶべきではありません。
しかし、ほとんどの方は良い羽毛を使った羽毛布団が欲しいのではなく、良い睡眠が得られて、長く使うことができる羽毛布団を求めてらっしゃるのだと思います。
高品質な羽毛であれば、リフォームを繰り返してもその良さは失われず長く使うことができます。しかしながら、天然素材で農産物である羽毛は、ポーランド産とかフランス産とか、産地だけで良し悪しを論ずることができないのです。
羽毛布団の選び方1:最適な保温力はどれぐらい必要か
使う人が必要とする最適な保温力の目安を知る
私どもの羽毛ふとんは、保温力の目安を付けています。保温力が小さい ●○○○○ から 保温力が大きい ●●●●● まで5段階にしています。これでは大雑把なので、ここでは10段階で説明することにします。
保温力 | 表示 | 代表的な使用時期 | キルティング | 羽毛の量 |
1 | ●○○○○ | 薄肌:7~9月 | 7×9 直 | 200 |
2 | ●○○○○ | 肌:5~7月 9月 | 6×7 直or 2cm | 300 |
3 | ●○○○○ | 肌:5~6月 9~10月 | 6×7 2cm | 400 |
4 | ●●○○○ | 合:4~5月 9~11月 | 6×7 4cm | 500 |
5 | ●●○○○ | 合・中厚:3~5月 9~11月 | 5×6 4cm | 600 |
6 | ●●●○○ | 中厚:10~5月 | 5×6 7cm | 800 |
7 | ●●●●○ | 普通厚:10~4月 | 5×6 11cm | 900 |
8 | ●●●●○ | 普通厚:10~4月 | 変形5×5 7cm | 950 |
9 | ●●●●● | 厚手:11~3月 | 変形5×5 11cm | 1050 |
10 | ●●●●● | 厚手:11~3月 | 二層キルト | 1100 |
代表的な使用時期については、あくまで目安です。使う人の体質・住んでいる地域の気候風土・寝室の陽当たり・断熱性・気密性な・使う人の好み、などによって当然のことながら差がでます。
保温力は嵩高で決まりますので、充填する羽毛の量によって異なります。パワーのある良い羽毛の方が、少ない量で嵩がでます。快眠のために最適な充填量は生地の重量やキルティング、羽毛のパワーにもよって変わるのです。
上の表は生地がオリジナルSB100(85g/㎡)にダウンパワー440dp(プレミアムゴールドラベルクラス)の羽毛を入れた場合の、当店の標準充填量です。
ところが生地が重くなると、羽毛を多めに入れる必要があります。80サテン(114g/㎡)で羽毛が400dpだと 保温力6の場合1000g、つまり20%強の羽毛量が必要です。
一般に販売されている羽毛ふとんは暖かさを重視するため、保温力8~10がほとんどです。
太平洋岸都市部のマンションや高気密高断熱住宅なら 中厚●●●○○を基準にする
東京・大阪・名古屋など太平洋沿岸部の都市のマンションの場合や、昨今増えている高気密高断熱の住宅は、かなり部屋が暖かいので中厚6を基準にします。寒がりであれば7~8ぐらい、暑がりの体質なら5でもいいでしょう。 当店にメール等でお問合せいただくお客様の多くがこのパターンです。
中厚仕上げは最初不安に思われる方がいらっしゃいますが、実際にはこれで十分という方が多いです。 暑がりの方は中厚を基準で選んだ方がいいでしょう。寒くなれば、カバーや毛布などの補助寝具をうまく使うことで調整できるからです。
お客様からいただいた感想 羽毛ふとんは中厚でTE200-56P-PMST95-SL
このお客様の場合はTE200というドイツ・Weidmann社製の軽量で通気性の良い生地の羽毛布団ですので、蒸れが非常に少なくなっています。これが「変な汗をかかなくなった、夜中に目が覚めることがなくなった」につながっているのです。
それ以外のケースは普通厚●●●●○を基準にする
一般的な4×5キルト 中央部に縫い目が来るので熱が逃げやすいのが欠点 | 当店の標準変形5×5キルト 中央部に縫い目が来ることなく保温性が上がり、フィット性も良くなる |
一般的には保温力7~8を基準にします。市場に多く出回っている4×5キルトは保温力7に相当します。4×5マスキルトは身体の中央部に縫い目が来るため、熱が逃げやすい構造です。
眠りのプロショップSawadaの標準仕様である変形5×5キルトはこの欠点を改善しました。身体の中心部に縫い目が来ないため、保温力は4×5キルトより上回る8になります。4×5マスと同じ保温力で良ければ、羽毛の量を5~8%ぐらい減らして軽くすることができます。
日本家屋で寒がり体質の場合は、厚手の二層キルトを検討する
メーカーの高級羽毛布団は、この厚手に仕上がる二層キルトになっていることが多いです。しかしながら、今日の住宅環境では、厳冬期ならともかく、4月や10月などの中間期に使いづらいため、基礎代謝が落ちている高齢者以外には、あまりおすすめできません。
さらに、中地に通気性の悪いナイロンタフタを使うケースがほとんどなため、蒸れやすいという欠点があります。(当店の二層キルトは、ほとんどがメッシュの中生地を使っていますので、通気性の問題はあまりありません)
代謝量が高めの男性には向いていないことが多いキルティングです。
二層構造のCONキルトの断面図
冬の保温性を確保するには、敷の保温性を十分に確保した上で、羽毛布団に軽量の獣毛毛布を組み合わせて、トータルの保温性を確保するようにした方がいいでしょう。
羽毛布団の選び方2:軽くて通気性の良い生地を選ぶ
必要な保温性が決まれば、次は・・・羽毛の質ではなく、羽毛の生地選びです。
羽毛布団の快適さは、生地の通気度と重量で決まる
羽毛は生地を通じて呼吸をしますから、どれだけ良い羽毛を使ったとしても通気性の悪い生地を使うと、その良さが活きてきません。通気性の良い生地であれば蒸れにくく、寝床内温湿度33℃50%をキープしやすくなります。
加えて、羽毛を圧迫せずにたっぷりと羽毛が拡がるようにするには、できるだけ軽い生地の方が良いのです。
綿100%で軽くて通気性の良い生地を使うべき
日本の羽毛布団はサテン織りの生地が多いのですが、本場のヨーロッパでは、軽い綿100%の平織生地が主流です。平織の方が洗濯に対しても安定していて、通気度を高めに設定できます。軽くて通気性の良い生地の方が乾きも早く、羽毛本来の良さを活かすことができるのです。 眠りのプロショップSawadaでは 綿100%+生地重力100g/㎡以下で通気度2cc以上の生地を基本としています。(当店オリジナル生地SB100は85g/㎡ 3.5cc、SB80は94g/㎡ 2.6cc)
ポリエステルを使った羽毛布団は、蒸れるので避けたい
残念なことに、今日多くの羽毛布団にはポリエステル100%の生地、あるいはポリエステル混の生地が使われています。主に安くなるというコスト上の理由によるものです。ところがこれらの多くは通気性が綿100%の生地に比べると劣ります。ヨーロッパの生地に比べると通気性は1/4~1/8しかありません。つまり蒸れやすい羽毛布団になりやすいのです。
羽毛布団の最大の特徴は、温度と湿度をうまく調節してくれることですから、通気性の悪い生地を使うことはおすすめできません。特に高気密住宅では、生地の通気性はより重要視されるべきです。
成長期の子どもには、ポリエステルを使った布団は絶対に使わせない
当然のことながら、通気性が悪いと湿気がこもって蒸れやすくなります。「子どもの羽毛布団は安いので十分と思って、ホームセンターで購入したら布団を直ぐにはねてしまい、私たちの布団(当店で購入)に入ってきます」というお客様の声。
子どもは基礎代謝量が大人の2~3倍ありますから、汗かきなので、通気性が悪い布団は不快感が強くなり、眠りの質が落ちます。 睡眠の質が低下すると、成長ホルモンの分泌が悪くなり、脳や身体の発達を妨げてしまいます。ポリエステルわたやポリエステル生地のふとんは子どもには厳禁です。
ノンダウンプルーフ生地の羽毛布団もあまりおすすめできない
一部のメーカーでは、ダウンプルーフ加工していない生地の方が、表面の吸湿性が良くなるので良いとおすすめしている場合があります。たしかに一理ありますが、トータルとしての羽毛ふとんの良さを突き詰めると、私たちはこれには懐疑的です。
というのも、ダウンプルーフ加工をしないために、通常よりさらに高密度で織る必要があり、生地重量がかなり増えてしまうからです。一般的にノンダウンプルーフの生地は通常のものより10%程度重量が増えます。また、洗濯するごとに通気度が低下するというのも問題と考えています。
羽毛布団の選び方3:ホコリの少ない十分に成熟した良質な羽毛を選ぶ
快適性を重視して生地の通気性を上げていくことは大切ですが、その一方で、低級な羽毛を使うと、ゴミが多いため吹き出しやすくなります。十分に成熟した羽毛はダウンボールがふっくらして、ゴミが少ないため、当然ながらアレルギーになることも少ないのです。
特にヨーロッパの羽毛布団用生地は日本の生地より通気性が良いために、ホコリの少ない良質な羽毛を使う必要があります。
良質な羽毛を選ぶ理由
理由1 十分成熟した羽毛はダウンボールが大きく、ゴミが少ない
質の良い羽毛ほど、ダウンボールが大きく、未成熟ダウンやダウンファイバーなど羽毛のゴミが少なくなります。良い羽毛はダウンボールの中心部が密集しているために、壊れにくく長く使えますが、未成熟ダウンは使用しているうちに壊れてファイバーなどゴミになります。
つまり、良い羽毛ほどへたりにくいのです。
理由2 アイダーダウンやステッキーダウンは、絡みが強く保温性が高い
世界で最高級の羽毛といわれるアイダーダウン(アイスランドやグリーンランド)、ステッキーダウンと呼ばれる、主に手選別によって選り分けられる羽毛は、お互いに絡みが強く、暖まった空気を逃さない構造になっているため、保温力が高いのが特徴です。
手選別されるため、ゴミが少ないので、通気性の高いヨーロッパの生地(通気度4~8cc)を使っても吹き出しが問題になることは、まずありません。通気性の高い生地は羽毛の良さを最大に活かすことができるのです。
理由3 嵩がある羽毛は多くの空気を含み、快適な温湿度を保つ
良い羽毛は嵩も多くでるので、羽毛の充填量を減らすことができます。ダウンパワーが高ければ、その分少ない羽毛で同じ嵩を出すことができ、含む空気の量が増えるために、快適な温湿度を保つ羽毛の良さが活かせます。
理由4 長く使えて、安全 何度もリフォームして再生できる
理由1にあるように、良いダウンは壊れにくいので、実際羽毛のリフォームを行なうと嵩の戻りが良く長く使えます。ホコリも少ないのでハウスダストの軽減にもつながります。一般にダックダウンの方がホコリが多いので,グースダウンをおすすめします。
ダウンパワーdpの数値だけに頼らない
ダウンパワーは羽毛の良し悪しを決める大きな数値です。しかしながら、目安に過ぎないのも事実です。実際に羽毛布団を自家製造している私たちはダウンパワーの表示だけで羽毛を選ぶことはありません。ダウンがしっかりと育てられているかどうかは、ダウンを見ないとわからないからです。ダウンパワーがあってもゴミが多い羽毛もありますし、パワーアップをかけてドーピングしている羽毛はヘタリが早かったりします。
結局、良い環境で丁寧に育てられたダウンが良いダウンになるのです。
注:パワーアップは羽毛を拡げるために必要な処理ですが、時間が経つにつてパワーアップの効果がへって、dp数値が低下していきます。検査はパワーアップ直後に行なわれることが多いので、本当の実力を示しているかどうかは微妙です
羽毛ふとんのメンテナンスについて
羽毛布団は定期的に水洗いをし、10~12年に一度リフォームをすることで30~40年と長く使うことができます。もちろん、長く使うには、元の品質が良くなければなりません。
なぜか羽毛の量を入れすぎている羽毛布団が多い
最適な羽毛の量は側生地とキルティングとダウンパワーで決まる
快適な羽毛布団を作るためには、充填する羽毛の量を最適にする必要があります。羽毛をたくさん入れたら良いというわけではありません。多く羽毛を入れれば確かに嵩はでますが、実際に使って快適かどうかは別問題です。
同じ羽毛なら、軽い生地の方がふっくら嵩高に仕上がる
一般的な60番手サテン136g/㎡に比べると、軽量のS9100 85g/㎡は37%も軽くなります。軽い生地は羽毛を圧迫しないので、ふっくら嵩が出やすくなります。
キルティングマスは厚めに仕上げる時は大きく、薄めに仕上げる時は小さく
最適な保温力を得るためには、キルティングのマスやマチの高さを最適にする必要があります。例えば 普通厚は変形5×5マスですが、4×5より保温力が上がります。一方、中厚は5×6マスでマチ高が7cmですが、合掛けの場合はマチ高を4cmにします。 このバランスが悪いと、羽毛が片寄ったりします。
ダウンパワーが大きいほど、少なくて嵩が出る
同じ生地、同じキルティングの生地に入れて同じ嵩に仕上げる場合、440dpの羽毛を充填するのに比べ、400dpの羽毛は約10%多く充填する必要があります。これはつまり、ダウンパワーが低いと、同じ嵩の中で空気の量が少なくなることを示しています。羽毛の良さを活かすには、できるだけ多くの空気がある方がいいのです。
羽毛を入れすぎないことも重要
良い羽毛は入れすぎてはいけません。あるメーカーさんの羽毛布団をみると5×6マスの側生地に440dpクラスの羽毛を1,200gも充填していました。こうなると、羽毛が十分に呼吸できないばかりか、身体のフィット性が損なわれて、羽毛布団としては落第となります。 この場合は1,000gが上限でしょう。眠りのプロショップSawadaの場合800~900gで仕上げるのがバランスが良いのです。
もう一回、結論をいいます
[自分の体質と睡眠環境に合う保温力]を確保して、
[通気性の良い、軽い綿100%の生地]と
[ホコリの少ないパワーのある良質な羽毛]
を使った羽毛布団を選ぶことが重要
通常羽毛布団の説明は、まず羽毛の質から始まり、その後に主にソフトかどうかという視点で生地が語られて、かさ高性をいかに出すかということでキルティングの説明が入ります。この方法では、快適な睡眠のための羽毛布団をどう選ぶのかが説明できません。
快適に睡眠できる羽毛布団を選ぶには、 [1:最適な保温力を得る厚さを選択]し、主に温湿度の調節力を高めるために [2:羽毛の良さを活かす通気性が良く軽い生地]を選び、最後に、ホコリやハウスダストを減らし、長い耐久性を得るために [3:ホコリの少ないパワーのある良質な羽毛]、できればアイダーやステッキーダウンのような絡みの強い手選別のダウンを使うという順序で選ぶのが本来なのです。