子ども~中高生のための寝具選び

勉強・塾・スポーツ そして 受験 ますますストレスの多い子供たち

頭を回転させるには、ちゃんとした睡眠リズムをとることが一番育ち盛りの小中高校生は新陳代謝が一番多い時期。ベビー・ジュニア同様ふとんの保温力もさりながら、汗の吸湿発散性が重要となってきます。ふとんをこまめに干して、カバーを頻繁に取り替えることをおすすめします。

そして現代の子供たちは大忙し、塾やスポーツなどでゆとりがなく、ストレスをかかえています。質の高い眠りを十分とることは、成長ホルモンの分泌を促進するだけでなく、精神的な安定のためにも大切なことなのです。

また、記憶を固定させるしくみは睡眠と大きく関わりがあることが判ってきました。規則正しい生活と睡眠は、記憶力を高める意味からもとっても大切なことなのです。

身体をつくるノンレム睡眠

一般にノンレム睡眠時には成長ホルモンが多く分泌されます。これは子どもにとっては文字通り身体を成長させるホルモンです。睡眠の初期、ノンレム睡眠時のステージ3、ステージ4で多く分泌されます。もしノンレム睡眠の状態がステージ4に行かないと、成長ホルモンの分泌も抑えられます。この時に発汗量も非常に大きくなりますが、これが寝具選びの大きなポイントになります。

脳をつくるレム睡眠

睡眠の後半に多くなるレム睡眠は、情報を整理し短期記憶や長期記憶にふりわけるための睡眠といわれています。そのため、睡眠時間が短いと十分なレム睡眠は得られません。

しっかり睡眠をとる子どもは成績もアップ

最近の研究では、睡眠は記憶を司る脳の海馬の成長と関係があることが判ってきました。就寝時刻が早く睡眠時間を十分に取れている=良い生活のリズムが取れている子どもは成績が良いということも研究で判っています。

成長ホルモンは熟睡から
-吸湿発散を第一に考えて天然素材のふとんを選ぶこと

睡眠の初期段階には深いノンレム睡眠が訪れますが、この時にもっとも多くの汗を出します。ノンレム睡眠が深いほど成長ホルモンが沢山出ますので、熟睡するためには、子供にとっての不快情報、すなわち「蒸れ」を抑えることにあります。

基礎代謝量の高い子どもたちには吸湿発散性に優れた寝具を選ぶことが最も大切です。ポリエステルなど合成繊維では吸湿がほとんど期待できません。良い睡眠は身体と脳の健康的な睡眠に欠かせないのです

綿素材の側生地の羽毛掛布団+羊毛敷布団+マットレスの組合わせがベスト

そのためには吸湿発散性に優れた天然素材のふとんがおすすめです。もしお母さんが専業主婦でふとんの手入れ(毎日干す)が十分できるのなら木綿わたのふとんは価格的にもお手頃ですが、最近はなかなか干すということもできにくくなりつつあります。

掛ふとんのおすすめは羽毛です。長く使えてリフォームも可能です。ただ、低級品は通気性の悪いポリエステルとホコリの多い羽毛が多いので、側生地は綿100%にしましょう。ニット生地の側を使った羊毛掛ふとんもおすすめです。羊毛は綿に比べると吸湿性は2倍、発散性は10倍近くありますので、蒸れにくいふとんです。

敷は羊毛100%わたの敷布団がベストです。ただ、羊毛100%だと厚みが得られにくいので、身体を支えるためのマットレスと組合わせます。できるだけ通気性の良い、ブレスエアーなどを使ったマットレスがいいでしょう。

ポリエステルは汗をすわない

丸洗いできるふとん、防ダニのふとん、も大切かもしれませんが、中わたや生地がポリエステル素材であることが多いので、吸湿性がほとんどないということを理解してください。

よくポリエステル繊維で吸汗性とあります。ただ、JIS規格の吸湿性は72時間でテストをしますので中空製のポリエステルだと吸湿性が得られます。ただ、上のグラフにもあるように、睡眠当初の急激な発汗を吸収することはできないと考えた方がいいでしょう。

毛布はウールか綿がベスト フリースは×

毛布などの補助寝具もポリエステルやアクリルは吸湿性が悪いので蒸れやすくおすすめできません。最近暖かいということからポリエステルのフリースを使うケースが見られますが、代謝量の高いお子さまには蒸れてくださいといわんばかりの素材です。ウールや綿などの天然素材が一番です。

パシーマや純綿ガーゼと脱脂綿を使ったケットや敷パッドシーツなどは強くおすすめします。麻素材も吸湿発散性に優れているので、汗を良くかく夏にはおすすめの素材です。安価な吸湿敷パッドの場合は、表面が綿素材であっても、中わたにポリエステルを使っているケースも多いので充分に注意して下さい。

気がつけばカビが・・・ 吸湿パッドをお使いください

最近の家は機密度が高く、保温性は優れていますが通気性がありません。その結果カビが生えやすくなっています。新陳代謝の多い子供たちはなおのこと。敷ふとんの下に吸湿パッドをいれて汗を吸収してください。良いものは7リッター以上の水分を吸収することができます。吸収するとセンサーがピンクに変わりますので天日に干してもらえばOKです。

また、通気性を向上させるには、ハニカムシートとの併用が効果的です。

吸湿パッドにはいろいろあります。
価格と吸湿性がほぼ比例します

ねむりはかせの紹介

この記事は店主である「ねむりはかせ」が執筆しました。

快眠寝具の探求者。快適な睡眠を実現するための寝具を研究し実践をつづける通称「ねむりはかせ」で眠りのプロショップSawada店主。133年続く老舗寝具店の4代目。上級健康睡眠指導士等、睡眠の専門家でもあると同時に、寝具への深い造詣を持ち、独自の寝具づくりに取り組んでいる。

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眠りのプロショップSawada(株式会社沢田商店)
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