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次第に浅くなり、中途覚醒が増える高齢者の睡眠
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高齢者の睡眠の特徴は
- 深い睡眠が少なくなる
- レム睡眠が少なくなる
- 中途覚醒が増える
というのが特徴です。運動量が減るとともに体の代謝量も減ってしまうために、眠りが浅くなります。整理する情報量も少なくなるので、レム睡眠も少なくなり、その一方で夜中に目が覚めてしまう中途覚醒が増え、全般的には睡眠の質が低下します。
朝の光と午前中の適度な運動
睡眠が浅く夜中に目が覚めるということは、熟眠感が得られないということであり、その結果一日の行動に精彩を欠くこととなります。高齢者の眠りが浅い最大の理由は加齢というよりは、代謝量の減少に原因を求めることができるのではないでしょうか。また、「年寄りの早起き」と云われるように、高齢者になると睡眠リズムは前のほうへ移動していきますから、睡眠リズム障害を起こしやすいといえるでしょう。
そこで朝の太陽を十分に浴び、午前中に適度な運動をして体を積極的に覚醒させることをおすすめします。そのことにより、生体時間のリセットを行い、運動代謝量を増やすことによって、より快適な入眠が得られるようになります。
筋力低下とともに、体を筋肉で支えることが難しくなります
本来睡眠中(特にノンレム睡眠)時には体は弛緩した状態になりますが、体圧分散性の悪い敷ふとんやマットレスでは、一部にかかる体圧を筋肉で支えることになります。ところが加齢とともに筋力が低下すると十分に支えることが難しくなります。体力のある時は少々合わない寝具などでも問題にせず眠れていても、高齢者になると睡眠時の体圧分散を十分考慮する必要があります。
また、布団の片付けや日干しなどの作業、布団からの起き上がりがきつくなってきた場合には、その意味でストレスの少ないベッドへの移行をおすすめします。
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