横向き寝すると肩や腰が痛くなります。解決方法は?
まず仰向き寝の場合を見てみましょう
仰向け寝の場合は、背骨のS字カーブを立って入るときと同じような姿勢で支えるのが基本です。(E)が落ち込むと腰痛の原因になったりします。
横向き寝の場合は、背骨が真っ直ぐな状態に保つことが重要です。
ところがこれがやっかいです。上図をご覧ください。 肩(C)と骨盤のある臀部(E)の部分が出っ張っています。この出っ張りをうまく受け止めることが重要となります。
硬い敷寝具で横向き寝をすると・・・手が痺れたり、肩がこったり
敷寝具やマットレスが硬い素材であった場合は(C)は落ち込まずに肩に圧力がかかります。肩にはかなりな体圧がかかるため、肩周辺の筋肉も身体をささえるべく緊張を強いられます。肩こりの原因にもなるのです。体圧がかかって血行が悪くなりますから、起きたときに手が痺れるのも当然といえましょう。背骨も(C)が上がりますからカーブして真っ直ぐになりません。(E)も同様で、逆に(D)の部分が浮く構造になります。
横向き寝は仰向き寝よりも出っ張り、つまり身体の段差が大きいので、これをうまく受け止める構造が必要です。
ヒトの体格は個人ごとに異なるので、それに合わせる必要があるため、単体のマットレスだけで解決するのは難しい
当たり前ですが、180cm90kgぐらいの、筋肉のある男性と 150cm40kgぐらいの細い女性では骨格構造が異なります。体格も違えば、基礎代謝量も違いますから、当然マットレスの選び方も変わってきます。 上図でいえば、マットレス単体でその差を対応しようと思うと無理がでてきます。1枚のマットレスで対応しようとすると、変形量が多くなりますが、その一方でその部分がへたりやすくなります。1枚単体のマットレスで横向き寝に対応するのは難しいのです。
横向き寝に最適なのは、ウッドスプリングとラテックスマットレスの組み合わせ
ウッドスプリングの最大の特徴は、体格や寝姿勢に合わせて身体の部位の硬さを調節できるという点にあります。身長が変われば腰の位置も変わります。それぞれの体格に合わせやすいのと、後からでも調節可能なのがウッドスプリングを使う最大のメリットです
ナチュールフレックス・ウッドスプリングの場合
ナチュールフレックスウッドスプリングの場合は、中央部にある2本のサスペンションの巾を変えることと、その部分の板の厚さ(2種類)を換えることで、体格にあった硬さの調節が可能です。肩の部分の板を抜くことで、その部分をさらに柔らかくすることもできます。
詳しい調節等はこちら
RELAX2000 ウッドスプリングの場合
RELAX2000ウッドスプリングの特徴は、ナチュールフレックスなどのスラット(板)を使ったタイプに比べ、上下のストロークが大きいこと、左右どのポジションでも同じ硬さを得ることができるという利点です。
このように、身体を支えることができるので、横向き寝には最も適したウッドスプリングといえるでしょう。
ラテックスマットレスとの組合せが最適な理由
ウッドスプリングの上にはラテックスマットレスを組み合わせることで、さらに横向き寝にとってはストレスの少ない最適な組合せとなります。
ラテックスフォームは、中心線が一定となる
ラテックスマットレスに重さの異なるダンベルを載せても中心線は一定です。これが、ラテックスマットレスが「正反発」と呼ばれる最大の特徴です。 ウッドスプリングと組み合わせることで、寝姿勢を一定にできるのです。
もう一つの最強 ジェルトロンマットレス
二層構造で体をやさしく支えるスーパーエクシードがおすすめ
横向き寝に最適なもう一つの最強マットレスはジェルトロンです。おすすめするスーパーエクシードは二層構造になっていて寝心地に優れています。 横向き寝に適しているのは、身体全体は、均等に支えながらも、肩など出っ張った部分は沈み込んで受け止めるからです。仰向き寝でも均等に支えられるので、どちらにも向いたマットレスといえるでしょう。
体格(身長・体重等)に合わせて6種類のパーツから選べる
ジェルトロンのパーツは3つに分かれていて、体格に合わせて6種類の硬さから選ぶことができます。後からパーツだけ交換することも簡単です。
床面のカビ対策は入念に
キャビティーと呼ばれる、ジェルトロンのセグメントユニットを支えるのはウレタンです。上部は無膜ウレタンで通気性が良いのですが、下部は通常のウレタンのため、湿気がこもるとカビが生えやすい構造になっています。通気性の良い床面が必要です。
センベラのウッドスプリングベッドがおすすめ
センベラはドイツでポピュラーな簡易型のウッドスプリングです。ナチュールフレックスなどに比べると安価です。通気性が良いのと、ある程度硬さ調節ができるために、ジェルトロンにおすすめのベッドです。さまざまなタイプがあります。お問い合わせください。
これ以外の横向き寝マットレスのおすすめ
FLORI社 ポイントサポートベッド+ラテックスマットレス
構造的にはRELAX2000によく似たタイプで、これ自体がベッドになっていますのでベッドフレームを別途用意する必要はありません。床で使う場合は、脚をくみたてなければ床置きが可能です。
ビラベック ミルフィ・ラテックスマットレスやボディドクター ラテックスマットレスなどを組み合わせます。セットでお買い得になっています。詳しくはこちら
床敷用三つ折マットレス パンテーラ
12cm厚で横向き寝が楽なヨーロッパ発のマットレスです。これについてはWEB上に上げられませんので、お問い合わせください。
迷ったらメールでご相談、または 無料のWEB快眠カウンセリングを
メールinfo3@sleep-natura.jp にてご相談をお受けしております。 眠りのプロショップSawadaでは無料のWEB快眠カウンセリングのサービスを提供しています。寝具選びに迷ったら、まずはカウンセリングから