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ねむりの部屋 Vol.39 受験生へ-睡眠力で記憶力をアップする

まだ残暑が厳しいが、二学期が始まり受験生の皆さんには正念場といえる秋を迎えて日夜努力されていることだろう。

試験で良い成績を取るためには記憶力を高めることが必要であることは、古来より変わらない。そのために睡眠を削って勉学に励む・・・ということが行われてきたが、この記憶は睡眠と大きな関係があることが判っている。

睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠の二種類がある。レム睡眠は記憶を司る「脳を創る睡眠」とも言われていて、日常のさまざまな出来事を短期記憶や長期記憶に振り分けている。長期記憶にするには繰り返しの学習が必要であることはいうまでもない。この記憶の固定にはある一定の睡眠の質が必要だと言われている。つまり睡眠時間を削ることは、脳への記憶固定を妨げることにもなるのだ。受験生にとっては大いなるジレンマといえようか。

大切なことは、日常の生活リズムを崩さないということ、できるだけ質の高い睡眠を得るということの二つ。ある東大現役合格者によると、決まった時間に風呂に入るようにしたという。これは生活リズムを作り、睡眠を得るためには大事なことである。

受験生に限らずであるが、良いお布団に寝るということは重要なのだ。特に若者は代謝量が高いために保温性だけでなく、吸湿発散性も求められる。質の高い睡眠がとれていると記憶力が高まるだけでなく、免疫力も上がって、風邪などひきにくくなる。一石二鳥なのである。

スタミナ夜食は反って睡眠を妨げてしまう。その代り快適な睡眠環境を整えてあげてほしいと思う。頑張れ、受験生諸君。

 

ねむりはかせ       沢田昌宏

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