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自然で安全な素材を求めてオーガニックコットン

目次

オーガニックコットンとは

無農薬有機栽培綿、枯れ葉剤を使わずに収穫を行う安全な綿

オーガニックコットンは3年間無農薬で栽培された畑から得られる綿花のことです。

一説には、世界で使われる農薬の25%が綿花栽培に使われているそうです。さらに、綿花を収穫する際には、枯れ葉剤を使って強制的に枯らした上で行います。これの方が確実に低コストで収穫可能だからです。

安全、これは使う人だけでなく綿栽培に従事する方にとっても、このような農薬や枯れ葉剤は使わない方が良いにきまっています。しかしながら、無農薬有機栽培綿を作るには非常に多くの手間が必要であり、綿花自身が高価になってしまうのです。

オーガニックコットンの新しい規格 GOTS(Global Organic Texitile Standard)

オーガニックコットンは元々それぞれの国や地域で認定されていましたが、SDGsなどサスティナブルな取組が増える中、国際的な基準が作られました。これはコットンだけでなく、天然のテキスタイル素材に適用されます。

日本オーガニックコットン協会 -
GOTS - 日本オーガニックコットン協会 Global Organic Textile Standard GOTS認証 GOTS(オーガニックテキスタイ

眠りのプロショップSawadaが扱うGOTS認定製品

ドイツ IBENA社 オーガニックコットン毛布

ドイツIBENA社は早くからGOTS認定の毛布を手がけています。安全な染料を使うことで、カラフルなオーガニックコットン毛布を展開しています。

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Weidmann TE135-GOTS 羽毛布団用側生地

ドイツのWeidmann社のオーガニックコットンでありながら超長綿80番手の軽量平織生地を日本初で導入しました。

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それでも、自然のままの良さをそのまま味わいたいという情熱から、アメリカでもオーガニックコットンの認証が厳しいといわれるテキサス州のオーガニックコットンで作られたアバンティ社の生地を見つけてきました。その生地を使ってふとんカバーをオリジナルで仕上げたのです。

テキサス州オーガニックコットン認証マーク

日本のオーガニックコットンの草分け アバンティ

1990年からオーガニックコットンに取組む

まだだれもオーガニックコットンというものが世の中に知られていない時代から、一貫して糸・生地から製品までを取組んできたのがアバンティ社です。人の肌に触れて毎日使うものは、安全で安心なものであって欲しい。そんな願いを込めて取組んできた会社です。

オーガニックコットンを日本に取り入れるだけでなく、日本の古くからある産地と共同して、職人仕事とも云えるそれぞれの産地が伝える独特の風合いの織物を生み出してきました。

オーガニックコットンは厳しい条件の中で作られているので、一般の超長綿などの綿糸に比べると、品質的に安定しにくい部分があります。それゆえにオーガニックコットンのカバーはゴワゴワする、硬いというイメージがありました。しかし、今日眠りのプロショップSawadaの店頭で扱っている、60ローンのカバーはいずれもが、安全なだけでなく実際に使っても肌触りの良いカバーに仕上がっています。

AVANTI PRISTINE 

オーガニックコットンができるまで(アバンティ社の資料よりテキサスオーガニックコットン)

テキサス州オーガニックコットン認証マーク

まずは土壌を整えること、そしてテントウムシ

オーガニックコットンを作るには3年以上農薬や化学肥料を使わない畑が必要です。そのためにテキサスでは、まず牛を飼い、その牛糞を使って自然の有機肥料を作ることから始めました。さらにトウモロコシ畑を近くに作ります。これは害虫を呼び寄せ、テントウムシを増やすためです。トウモロコシは牛の飼料になったり有機肥料の原料になります。テントウムシはコットンにつく害虫を駆除します。これによって殺虫剤を使わずに済むわけです。自然の恵みを循環させるしくみを作るのです。

霜がおりて、自然に落葉するまで待ちます

通常はコットンボールと呼ばれる綿花を採取するために、邪魔なコットンの葉を枯れ葉剤で枯らして取りますが、オーガニックコットンは霜が降りて葉が落ちるのを忍耐強く待って収穫が始まります。


牛糞を使った堆肥をじっくりと作ります

収穫されたコットン

収穫されたコットンは右図のようなキカイを使い
種などを取り除きます

日本の伝統的な技術で撚るオーガニックコットンの糸

日本に輸入されたオーガニックコットンは紡績工場で撚糸となります。あるものは、日本の伝統的な技術で撚って生れます。例えば新潟十日町に昔から伝わる「水撚り」という技術。手間がかかるために、今では工場も技術者も少なくなっている技術ですが、そこから生れる糸は独特の糸のよりによって布の表面にしぼが現れるのです。

日本の職人技で織るオーガニックコットンの布

昨今は、単純にキカイで高速に織る色気もない布がほとんどですが、昔からの技法で、職人技とも云える布を生み出す機屋が日本各地に残っています。これらは技術者の絶妙なさじ加減によって表情豊かな布がうまれるのです。

 
新潟十日町の水撚り

オーガニックコットンだけの撚糸

オーガニックコットンを使った掛布団

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