厚生労働省が発表した平成26 年国民健康・栄養調査結果によると睡眠については非常に厳しい結果となっている。40~50代での睡眠時間の確保が全くできていない。6時間未満が半数近く、5時間未満が10%もあるというから、病気(精神的あるいは肉体的)にならないのが不思議という状態だといえる。逆に理想的な7時間の睡眠は15%しか確保できていないという状況である。また、睡眠で休養が取れていないという人が、40代では3人に1人。しかも2年前の調査から30%もアップしているというから、正に危険水域ともいえる。全世代で睡眠不足が起こっているのだ。
まず止めよう、寝る前のスマホ。
おそらくスマホやタブレットの普及が原因の一つであろう。特に寝る前のスマホやタブレットは脳を刺激し、確実に睡眠の質を落としてしまう。今日から止めてみよう。
寝具で睡眠の質を上げることができる。
睡眠時間がどうしても確保できない場合は、睡眠の質を向上させて、健康生活へのせめてもの対処としたいところだ。実は睡眠の質は自分に合わせた寝具を使うことで、確実に向上することが判っている。実際当店でも快眠カウンセリングで寝具を買い替えたお客様の睡眠向上率は97%にも上るのだ。その中でも敷寝具は、枕や掛寝具以上に睡眠改善に効果的なのである。
睡眠不足は未病状態とよくいわれる。本当に病気になる前に、少しでも睡眠の質を改善して、健康的な生活を送っていただきたいと思う。
ねむりはかせ 沢田昌宏