MENU

Q:羽毛布団リフォームをどうやって選べばいいのですか?

目次

Q:羽毛布団のリフォームにもいろいろあって、どうやって選べばいいのかよくわかりません。どこに気を付ければいいでしょうか?

羽毛布団リフォームのWEBサイトを作りましたので、ご参照ください

バナーをクリックしてください

3通りのリフォーム方法があるが、プレミアムダウンウォッシュ仕上げを選ぶ

日本羽毛製品共同組合が定める羽毛のリフォームはプレミアムダウンウォッシュとダウンウォッシュの2種類で、さらに側交換を入れて3種類の方法があります。

1.プレミアムダウンウォッシュ仕上げ  羽毛を解体し、個別に専用の洗浄機で洗浄します

2.ダウンウォッシュ仕上げ 多くは羽毛布団のまま洗浄し、そのあと解体します。

3.羽毛側交換 スチームや除塵だけで洗浄はせず、側だけを交換します。

プレミアムダウンウォッシュは羽毛を直洗いするのでキレイに洗える

プレミアムダウンウォッシュはまず、羽毛布団を解体し、羽毛を専用の洗浄機(ドイツLorch羽毛リフレッシュマシン)に入れます。

そのあと羽毛を直に洗浄します。通常、洗剤を使った選択1回、すすぎを2回行い脱水すると上図のようになります。

直洗いするので手間はかかりますが、水が羽毛に浸透してキレイに洗うことができます。

さらに1枚1枚ずつ洗うので、他の羽毛が混ざることもありません。

ダウンウォッシュは羽毛を袋に入れて洗う

一方ダウンウォッシュは、ほとんどが羽毛を解体したあと袋に入れて、何枚かまとめて洗いますので、低コストですみますが、袋に入れて洗うと直洗いのようにきれいには洗えません。また、まとめて洗うと他の羽毛の汚れが付くこともあります。

生地は綿100%を選ぶ できるだけ元の生地より軽い物を

私どもでご注文いただく羽毛布団リフォームのお客様の90%以上が、綿100%の生地です。時々シルク100%などがありますが、ポリエステル混の羽毛布団は非常に少ないのです。

ところが、昨今の羽毛布団はポリエステル混生地が多く、リフォームの側生地もポリエステル混が増えてきました。一番の理由は安いからです。

TE270の生地は69g/㎡と超軽量 しかも通気性が抜群

ポリエステル混でリフォームすると蒸れる

ポリエステル混の側生地は軽いのでふわっと仕上がります。その一方で通気性が従来の綿100%の生地に比べると半分以下。おそらくリフォーム前の生地は通気性が良くなっていますから、下手すると1/3ぐらいしか空気が通りません。

そうするとリフォームしたのに湿気の交換がうまく行かずに、蒸れやすくなって、睡眠の質が低下するリスクがあります。ですから、できるだけ綿100%の側生地を選びたいものです。

あわせて読みたい
Q:なぜポリエステル混の羽毛布団生地が多いのか?その問題点は? 最近、羽毛布団用生地にポリエステル混が増えています・・・が使ってはいけません 10年ぐらい前まで、羽毛布団用の生地といえば綿100%が大半でした。ポリエステル混の...

80番手以上の軽量な生地が望ましい

綿100%で最も多く出回っているのが60番手サテン生地です。一般的には135~150g/㎡の重量があり、シングルの側生地だけで1050~1100gの重量になります。昔の羽毛布団は結構生地が重いものが多く1,200gを超えるモノも少なくありません。

80番手サテンになると114g/㎡と20%程度軽くなります。最低これぐらいを目安にしておいた方がいいでしょう。軽い生地の方が、羽毛の量が少なくても膨らみますのでいいのです。

100番手サテンだと100~105g/㎡ さらに平織りだと 85g/㎡と非常に軽くなります。通気性も良いモノがおおいのです。軽い生地の方が早く暖まりやすいので、おすすめです。

いずれにせよ、現在お使いのリフォーム前の生地より重くなることは避けるべきでしょう。

あわせて読みたい
羽毛を活かす、通気性の良い羽毛ふとん用生地 ご存じですか?羽毛布団の快適さを決めるのは生地だということを もし、羽毛ふとんの側がビニールだったら・・・ ビニールでは通気性が全くありませんから、たとえ最高...

使う人や寝室に合わせて、キルティングと充填量を選ぶ

暑がりの人や、高断熱住宅、都市部のマンション等は、中厚仕上げがベスト

昨今増えてきた、高気密高断熱住宅や都市部のマンション等では、冬でも室温が下がりません。

従来の普通厚掛ふとんよりは、キルティングマスを増やした【中厚仕上げ】の方が適している場合が多いのです。

基礎代謝量の高いお子さまや若い男性など、暑がりの方にも中厚がいいでしょう。

従来通りの厚さで良い場合は、普通厚仕上げにする

今まで通りの羽毛布団の厚さで良いという場合は、普通厚仕上げにします。

シングルの場合は4×5マスが一般的ですが、当店は、中央部に縫い目が来ないために保温力とフィット性が改良された変形5×5キルトをおすすめしています。

寒がりの人は、保温力の高い二層式を検討する

羽毛布団の保温力を向上させるために、布団の中が二重構造になっているキルティングがあります。非常に寒がりであったり、部屋の保温性が不十分な場合はご検討ください。

ただ、保温性は羽毛布団単独でなく、毛布や敷寝具の改善も含めて、総合的に考えるべきでしょう。

気密度が高い現代の家には二層式は合わない

現代の住宅は、保温性に優れた高気密高断熱タイプが主流になってきました。

この場合、二重構造の羽毛布団は、確かに保温性はありますが、10月や11月、4月など中間時期に暑すぎて使いにくくなってしまいます。

寒冷地で、旧来の日本家屋で寒がりの場合は二層式が効果的ですが、それでも毛布などと合わせた組合せで対応した方が暖かい場合があります。

人には暑がり、寒がりと体質の差がありますから、使う人に合わせたリフォームをしないと、睡眠の質が低下することになるのです。

カウンセリングで自分に合った羽毛布団に仕上げる

お預りする羽毛の状況(ダウンの品質、使用年数、汚れ具合等)や、使用する側生地の品質やキルティング、お使いになる方の体質、さらには寝室の環境によって、最適な羽毛布団は異なってきます。夫婦でも同じにしておけばいいのではありません。

眠りのプロショップSawadaでは、リフォームをご希望のお客様のカウンセリングを行ない、最適な生地や仕立て方法(キルティング) 充填量を決めていきます。もちろん、羽毛の状況は洗浄・除塵してみないとわからないことも多いので、3,000枚以上のリフォーム経験を持つ店主が、羽毛の状況をみながら、最適な充填量を選んでいきます。

10年に一度しか行なわない、せっかくのリフォームです。睡眠を改善するためのリフォームに取り組んでみてはいかがですか?

羽毛布団リフォームのご相談窓口

羽毛布団リフォームのご相談はこちら(down-reform.comへ移動します)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次