Q:高反発マットレスと低反発マットレス どちらが良いんでしょう?

201409

低反発vs高反発 一言で言うと

低反発ウレタン=ソフトで体圧分散良好。一方、身体を支える力が弱いので寝姿勢がくずれやすく、寝返りがうちにくい。通気性がなく蒸れやすい。変形が大きいのでへたりやすい

高反発ウレタン=表面は硬めではねる感じ。寝姿勢はくずれにくい、寝返りは打ちやすい。体圧分散はふつう。一言で言えば従来の硬質マットレス

実はどちらが良いかは、あまり意味のある話ではありません
使う人によって評価は異なります

どちらが良いか、という問題は「使う人にとってどちらが良いか」ということですから、人によって評価は異なります。それぞれの素材には長所と短所がありますから、特徴を踏まえながら実際に試して選ぶのがベストです。

⑥ボディドクターグラフティー

このような、体圧分散図はどちらかというと低反発素材に多いのですが、高反発素材でも体圧分散が良いと喧伝されます。実際のところ、柔らかい布団なら体圧分散は改善しますから、これだけで優劣を判断するわけにはいきません。

Q:マットレスの体圧分散って本当はどうなんですか?
マットレスの性能の一つとしての体圧分散とは 体圧分散とは、睡眠時に身体にできるだけ圧力を分散させて支えることのできる性能です。マットレスメーカーの説明には上図(これはマニフレックスの説明から)のように、均等に身体を支える図式がしばしば...

マットレスの正しい選び方

マットレス選びの6つの要素を理解すること

まず、マットレスを選ぶ上で重要な6つの要素を理解しましょう。全ての基本は個々にあると言っても過言ではありません。下のリンクを見て下さい。

快眠のためのマットレスの選び方
ベッド用のマットレスに求められる6つの機能とは ベッドのマットレスを選ぶときに、「体圧分散」「寝返り」などの機能がありますが、大切なことは睡眠時身体にストレスを与えないように、必要な機能のバランスを取ることです。 ベッドのマット...

ベッドパッドやウッドスプリングなどを合わせて総合評価をする
決して単独で良し悪しを論じないこと

よく、このマットレスが良いという話があります。メーカーさんも一生懸命話をされます。しかし、実際に使うのはベッドパッドやウッドスプリング等を含めたベッドフレームを入れて総合的に評価しないと良し悪しを見極めることはできないでしょう。

ビラベックの羊毛ベッドパッドや羊毛敷布団は、これ一枚で寝心地が変わる、とお客様より非常に高い評価をいただいていますが、これも厚みとマットレスとの組合せで最適な組合せは変わってくるのです。

重要なことは全体のバランスです。単独の素材を評価しても限界があるのです。

快適な寝床内温度33℃湿度50%を実現するには、
マットレスの上に必ず羊毛のパッド、敷布団を使う

高反発でも低反発でも、多くのマットレスの説明ではマットレスの上にシーツを敷いて直接眠るという説明がなされます。しかし、そこがマットレス選びの最大の問題なのです。

ヒトは背中に最も汗をかきます。最適な睡眠環境温度33℃湿度50%を実現するには、この汗を素早く吸収し発散することが求められます。そして何より大切なのは、肌が気持ちが良いと感じられる素材であること。だから、マットレスの性能もありますが、実際には温湿度をうまく調節できるベッドパッドの質が睡眠の質を大きく左右します。

眠りのプロショップSawadaはドイツ・ビラベック社の羊毛ベッドパッド、羊毛敷ふとんをおすすめします。

Q:マットレスの上にベッドパッドが必要なのでしょうか?汗取りパッドみたいなものではダメ?
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ドイツ・ビラベック社の羊毛敷ふとん、羊毛ベッドパッド
誰もが認める気持ちよさ 世界で最初に羊毛ふとんを作ったドイツ・ビラベック社 良い羊毛を厳選し、自然のまま後加工せずに作る-極めてシンプルな考え方 ウールの質や製造方法、過程の品質管理のこだわりを説明するより、実際に横になってもらうこ...

寝姿勢(背骨)を整えるためのウッドスプリング

ナチュールフレックス

オーストリアRELAX社製 ナチュールフレックスウッドスプリング

快適なマットレスは実は単独だけで使うより、寝姿勢を整えることができるウッドスプリングと組み合わせた方が機能的です。仰向け寝、横向き寝に合わせて部分的な硬さを調節することができます。

さらに体重がマットレスとウッドスプリングに分散されるため、耐久性もアップします。

極上のベッド用マットレスを極める1
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一枚物のマットレスはいずれにせよ、耐久性のリスクが大なので、選択肢から外すこと

しばしば登場するのが、既存の敷ふとんやマットレスの上に敷くという3~5cm厚程度のマットレスです。一般にはオーバーレイマットレスと呼ばれます。

このタイプに限らずウレタンなどを使った比較的軽量なマットレスは一枚物であることが多い(ほとんど?)のですが、実際に使うと一枚物は「へたり」のリスクが高いのです。

上図のように、臀部には全体重の半分近くがかかります。つまり、使っている内にこのお尻の部分が一番へたりやすくなります。ラテックスなど高密度の素材ならまだしも、低反発ウレタン・高反発ウレタン、ブレスエアー、エアーウィーヴやE-coreのようなポリエチレン系素材等、密度の低い素材は、どのようなものでもへたってしまいます。一度中央部がへたってしまうと、寝心地は元に戻りません。

一枚物のマットレスは中央部=臀部がへたってしまうと、機能を果たさないという大きな問題があります。私どもの2レイヤーマットレスⅡや簡易版のAirPad2でも中を三分割にして、ローテーションやパーツ交換によって長く使えるようにしているのは、このためです。

ムアツふとんや整圧ふとんも三つ折タイプを選びましょう。3ヶ月ほどでローテーションすることで、寝心地を保ち、長く使えるようになります。Air・エアウィーヴ等にみられる一枚物は、数年単位で買い替えるのでなければ、できるだけ避けた方がいいでしょう。

低反発ウレタンの長所と短所

低反発ウレタンはテンピュールやトゥルースリーパーなどに代表されます。アメリカNASAの宇宙船の研究から生れたヴィスコエラスティックフォームを使ったマットレスです。特徴は体圧分散性が良いことです。

蒸れやすく、寝返りがうちにくく、へたりやすい

欠点は重いことと、通気性が悪く蒸れやすく、寝返りが打ちにくい傾向にあるということです。低反発ウレタンはメモリーフォームともいわれるように、身体のラインに従って変形します。この結果、身体に密着することになり、身体から発散される汗の吸湿発散が著しく妨げられるために蒸れが大きく寝苦しくなりがちです。

高反発も含めてカタログには、しばしば「オープンセル構造で通気性が良い」と表示されていますが、確かにオープンセル構造は通気性が良いのは事実ですが、かといって風が通るようにさらっと爽やかか、というと随分違います。実際にはウレタン系は通気性は弱いと考えてください。この点に関しては、中が中空の金属コイルに対する最大の欠点です。

また、低反発ウレタンは温度で硬さが変化するために、冬は硬く夏柔らかくなりますが、これも寝心地の面からいうと芳しくありません。蒸れやすいという最大の欠点と、寝返りしにくい点、耐久性に不安があるために眠りのプロショップSawadaでは低反発ウレタンについては否定的な考え方を持っています。ホテルのような温湿度が一定に保たれる場所ではいいかもしれません。

高反発ウレタンの長所と短所

高反発ウレタンはマニフレックスなどが代表的です。エアーウィーヴやブレスエアーなどの非ウレタン系素材のマットレスも高反発で括られることが多いようです。

実は、わざわざ高反発と書くまでもなく、一般的なウレタンは高反発です。低反発やラテックスに比べると、マットレス表面の弾性が高く体圧分散性能は高くありません。寝心地は硬いというのが一般的な印象でしょう。そのため寝返りが打ちやすいという長所があります。軽いので、マットレスを畳んだり動かしたりするのが容易です。

マニフレックスのマットレスには10年、12年保証が付いており「10年使えます」と謳って販売しているところもありますが、これについては正しく理解する必要があります。保証されるのは「変形保証」で「弾性保証」ではありません。変形保証は型崩れなど、例えば最初は14cmあったものが12cmになってしまったという場合ですが、実際にこれが生ずることはほとんどありません。

一方弾性は変化します。いわゆる「へたり」でこれはあらゆる敷寝具には避けることができません。つまり見た目では変化が無いけれども、弾性が低下すると、実際に寝た場合に一番重い腰部が重量で沈みます。弾性変化とはこの沈み込み方が変わることです。これについては保証はありませんが、寝るとへたったと明快に感じられますから、あまり保証年数にこだわらないことです。

耐久性の根拠になっているJISやLGAの8万回1/2変形テストは、あくまで目安です。通常のウレタンであれば、このテストは95%以上の成績を楽々クリアするはずです。

エアウィーヴやブレスエアーなどのいわゆる高反発素材は?

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正反発というラテックスフォームの長所と短所

ラテックスは天然ゴムの樹液を発砲させて作ります。上質の原料と、丁寧な発泡プロセスが必要ですが、高反発でも低反発でもない程よいバランスの体圧分散性能、重量が変わっても中心部を水平に保持できる保持性にあります。

下図を見てください。それ故に最も寝姿勢を自然な状態で保持できると考えられます。低反発・高反発を含めた中では、寝心地のバランスが最も優れていると云えるでしょう。

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欠点は重いことで、それも密度が高いほど重量が増えます。特にダブルサイズはおすすめできません。抗菌性能が高いので、ニオイが付きにくく、カビの発生も抑えられます。ただし、ラテックスフォーム本体にカビは生えにくいのですが、周りのカバーはそうでないので過信は禁物です。

実際にどのようにマットレスを選べばいいのか

まず快眠カウンセリングから

マットレスは使う人の寝姿勢や体格など個人差があります。自分にとってベストのマットレス選びは、まずカウンセリングからです。身長・体重・寝姿勢・睡眠上でお困りのことなど、現状使用しているマットレス、現状の寝具の問題点や改善したい点をお聞かせ下さい。

WEB快眠カウンセリングをご利用ください。

快眠寝具の相談は info3@sleep-natura.jp

その上で、何種類かの提案をさせていただき、実際に試し寝でフィッティングを行うことでマットレス選びを進めていきます。これがベストです。

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遠方でフィッティングが難しい場合

この場合は、カウンセリングメールのやりとりを何回も行いながら、最適のものを絞っていきます。この場合でも睡眠改善度は95%を超えますので、ご安心下さい。

長く使えて性能が落ちないものを

どんなマットレスでも長く使っているとへたりがでたりして、最初の性能が低下していくことは避けられません。そこで、できるだけ長く性能を維持できるようなマットレスを選んでいただくことをおすすめします。

後で硬さの調節が可能なウッドスプリングの組み合わせは、同時に体重をマットレスとウッドスプリングの両方に分散されるため、単独のマットレスより性能が長持ちします。あるいは,ハニカムシートを使って、弾力性を回復させるなどさまざまな調整方法があります。

おすすめ組合せの一例

ほとんどの方は、おそらくこの中に答えを見出すことができると思います。

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