オーダーメイド枕が合わないのはなぜ?

枕難民:オーダーメイド枕を作ったけど合わない

枕をオーダーメイドするようになったのは1990年、今から20数年前の頃からです。それから、枕に大きな関心が寄せられるようになり、いろいろなオーダーメイド枕が生まれました。「せっかく高い値段出してオーダーメイドの枕を作ってもらったのに合わない」 このような話が多いのです。

なぜオーダーメイドで作ったのに枕が合わないのか。幾つかの理由があります。

その1 枕を合わせた時の敷寝具と実際に家で使う敷寝具が異なるから

これが最も多い理由でしょう。下図をご覧下さい

オーダーメイド枕を作る場合に、比較的硬い寝具で合わせることが少なくありません。

硬い敷寝具で合わせたオーダーメイド枕は、柔らかい敷寝具で使うと、本来あるべき高さよりも高くなってしまいます。

その2 敷寝具そのものが正しく背骨を支えられていないから

枕を選ぶにあたっては、上図のように背骨のS字カーブが正しく支えられていることが前提です。(仰向き寝の場合) ところが下のように、マットレスがへたったりして、身体が「く」の字のようになっていると、背骨は本来の姿勢で支えられなくなります。

この場合、枕の高さを調製して合わせる以前の問題です。

枕をお求めになる方の、かなり多くが敷寝具そのものが合っていないというケースです。「枕をどれだけ替えてもダメ」という枕難民のお客様をカウンセリングすると、多くの場合、敷に問題があるのです。

その3 横向き寝がほとんどなのに、仰向き寝で合わせたから

枕を合わすときに、横向き寝をちゃんとコントロールしているケースは少なく、多くは仰向き寝を基準としています。ところが現実には4割ぐらいの方は横向き寝中心です。

横向き寝は、上図のように背骨が真っ直ぐになるように枕と敷寝具を調整しなければなりません。この時問題は2つあります。

3-1 肩の出っ張りを敷寝具が受け止められていないケース

図のようにCの部分が肩を受け止められていれば良いのですが、敷寝具やマットレスが硬かったり、厚みが少ない場合はCの部分が上に上がった状態で、背骨が曲がります。まず、この問題を解決することが先となります。

さらにBの部分はさらに高さが必要となりますので、よけいに枕を合わせにくくなります。

3-2 横向き寝用は肩の段差が大きいのに、枕が対応できていないケース

横向き寝の場合は、仰向き寝よりも高い枕が必要となります。これは、体格によっても大きな差がでます。

オーダーメイド枕を含む多くの枕は、中央部が仰向き寝用に低めに、両サイドが横向き寝用に高めに設計されていますが、中央部と両サイドの段差がありすぎると、寝返りがしにくくなるという問題も抱えます。

その4 オーダーメイド枕がマニュアル通り作られていないから

信じがたいことですが、過去に何件かの事例に出会いました。多くは、どう考えても高すぎる枕を作っていたケースです。あるケースでは中に詰められていたビーズの4割ぐらいを抜いて対応したことがありました。そのメーカーのマニュアルを入手していないので、断定はできませんが、「おいおい、大丈夫?」という状態です。

結論 まず敷寝具が自分に合っているか見直してみよう

枕は敷寝具の一部です。敷寝具と枕のバランスが悪いと、正しい枕の使い方とはいえません。まず敷寝具を見直してみましょう。快適な眠りはそこから始まります。

快適な睡眠を研究する眠りのプロショップSawadaの快眠寝具研究室。まくらを探しに来るお客様の8割が敷寝具に問題を抱えています。まくらは敷寝具の一部なので、単独で選ぶより敷寝具とのバランスをみながら連携して選ぶべきです。

正しい知識を持ったカウンセリングが必要

カウンセリングで自身の睡眠環境や寝具、生活習慣を見直してみませんか?100%の答えはないのかもしれませんが、より満点に近い答えを得ることに繋がります。

ねむりはかせの紹介

この記事は店主である「ねむりはかせ」が執筆しました。

快眠寝具の探求者。快適な睡眠を実現するための寝具を研究し実践をつづける通称「ねむりはかせ」で眠りのプロショップSawada店主。133年続く老舗寝具店の4代目。上級健康睡眠指導士等、睡眠の専門家でもあると同時に、寝具への深い造詣を持ち、独自の寝具づくりに取り組んでいる。

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