マットレスの上には羊毛かキャメルわたのベッドパッドや敷布団が必須
眠りのプロショップSawadaでは、快適な敷寝具のために、マットレスの上に羊毛やキャメルわたを使った敷布団やベッドパッドをおすすめしています。
マットレス単体では、吸放湿性が十分得られません。温度と湿度の調整が不十分になります、熱が逃げたり、湿気がこもったりします。質の良い眠りのためには、身体の近いところで温湿度を快適にするベッドパッドか敷布団が必要なのです。
ベッドパッドか？敷布団か？
汗の吸放湿するには、1.5kgぐらいのウールわたかキャメルわたが必要です。当店のベッドパッドは基本的にシングルで1.5㎏を、敷布団はその倍の3.0kg～3.2㎏を標準としています。
通常はベッドパッドでOK
マットレスに使うには通常はベッドパッドで十分です。1.5㎏入りのベッドパッドは、マットレスの持つ特徴を生かすには、ちょうどバランスの良い厚みといえます。
寒がりや冷え性の方、よりふんわりした寝心地を求めるなら敷布団
当店でベッドパッドと敷布団の比率は、ほぼ半々です。女性に多い、寒がりで冷え性の方には厚みのある敷布団の方が即暖性があるために、こちらを選ばれる方が多いです。
硬めのマットレスの寝心地を改善したい場合も敷布団が有効です。BMI値が19を切るような痩せた方は、基礎代謝量が低く寒がりで冷え性の方が多いので、体圧分散を行い、身体への接触面積が増えて保温性が上がる敷布団の方が合うでしょう。
キャメル VS ウール 保温力はキャメルに軍配、しっかりしているのはウール
一般に保温力は カシミヤ ＞ キャメル ＞ ウール となります。ウールもメリノ種は繊維が細くて柔らかく掛布団向きで、サウスダウン・ラコーン・クランフォレスト等は腰が強く敷布団向きです。
ポリエステルや木綿わたのベッドパッドは論外
ベッドパッドが寝床内の温湿度を調節するという役割から考えますと、吸湿性のないポリエステルわたのベッドパッドは論外です。木綿わたは吸湿性は良いものの、干さないと乾かないために、敷っぱなしの多いベッドパッドには向きません。
ベッドパッドは布団、敷パッドはシーツ
しばしば、汗取り敷パッドのような名前で四隅にゴムが付いたキルティングの敷パッドをベッドパッドと混同されるケースがあります。ベッドパッドはいわば布団であり、汗取り敷パッドはシーツなので、よく似た言い方でも、機能が異なります。ですから、ベッドパッドには必ずシーツをかけてお使いください。シーツの素材も季節に合わせて、冬は起毛やボア、夏は麻など使い分けていただくのがベストです。
さらに、汗取り敷パッドといいながら、中わたは吸湿性のないポリエステルわたがほとんどです。時々吸汗性ポリエステルという表示がありますが、睡眠初期に起こる急激な発汗には対応できないものがほとんどです。
眠りのプロショップSawadaのオリジナルベッドパッドと敷布団
キャメルとウールを組み合わせて、さまざまなベッドパッドや敷布団を作っています。
| 種別 | ベッドパッド | 敷布団 | 特徴 |
| ビラベック ウール | 〇 | 〇 | ウールの元祖メーカー 最高峰の快適性 |
| キャメル100％ | 〇 | × | ソフトでマットレスの寝心地を活かす |
| キャメル＆ウール二層 | 〇 | 〇 | ニット面キャメル、リネン面ウール両方の良さ |
| ウォッシャブルウール | 〇 | 〇 | フランス・イギリス・ニュージーランドのミックス |
表面は通気性の良いニット生地、裏面は夏さわやかなリネン麻生地
眠りのプロショップSawadaのオリジナルは、基本的に表面には通気性が良く、ウールやキャメルの良さを活かすことができるニット生地を使います。春・秋・冬は基本的にこちらの面を使います。
一方、裏面にはリネン麻生地を使っているのが特徴です。リネンは乾燥が早く、さらっとして熱のこもりが少ないので湿気の多い夏には最適の素材です。
迷ったらビラベック、価格訴求ならウォッシャブルウール、柔らかさならキャメル
素材の機能からいえば、ウールよりキャメルの方が良いのですが、実際に使った快適性からいうと、ドイツ・ビラベック社の羊毛ベッドパッド、羊毛敷布団が一押しです。オリジナルのビラベックにはリネン麻が付いていませんが、当店のはリトアニアSiulas社の厚手リネン生地を使っています。
コストを追求すると、e-Wool（ウォッシャブルウール）を使ったオリジナル羊毛ベッドパッド・敷布団です。
※在庫限りで終了のため後継品を選定中です。（2024/11）
キャメル100％はわたが非常にソフトなので、ジェルトロンやムアツ等のマットレスの機能を活かすには最適です。
1：ビラベック社 眠りのプロショップオリジナル
リネン麻裏付羊毛敷ふとん・リネン麻裏付羊毛ベッドパッド（羊毛100％）
世界で最初に羊毛ふとんを作ったドイツのビラベック社は、羊毛の良さを最大限に活かしています。通気性の良いニット面と、夏は裏側のリネン麻面を使って年中使える、極上の羊毛敷ふとんです。詳しくはビラベックの項をご参照ください。
2：キャメル100％ リネン麻付きベッドパッド
ウールより吸湿発散・保温性に優れたキャメルわたを100％使ったベッドパッドです。ベビーキャメルのソフトなわたを使っていますので、体圧分散性を活かしたい、ジェルトロンなどのマットレスに最適です。
3：キャメル・ラクーンウール二層式 リネン麻付ベッドパッド・敷布団
ウールより吸湿発散・保温性に優れたキャメルわたと、フランス産ラクーンウールを二層構造にしたベッドパッドと敷布団です。ニット面にはキャメルわたを使って、キャメルわたの良さを活かしています。
4：オリジナル ウォッシャブルウール リネン麻付き羊毛敷ふとん・羊毛ベッドパッド（羊毛100％）※在庫限りで販売終了
羊毛の老舗、大東紡が作った高品質の羊毛敷ふとんです。素材は イギリス・フランス・ニュージーランドの3つの産地の羊毛をミックスしたスリーミックスウール。これを、縦横何層にも分けて重ねるαクロス加工によって、ふとんわたに成形します。αクロス加工はバルキー性に優れ、へたりにくいのも特徴です。国産羊毛ふとんとしてはトップレベルといっていいでしょう。
E-Woolというウォッシャブル加工をしたウールなので、おねしょなどが心配な若い家庭にはおすすめです。
片面は通気性に優れたニット生地を使い、もう片面は夏さわやかなハードマンズのリネン麻生地を使います。
