フローリングや畳で最適な敷寝具を選ぶ
まず、快眠のための敷寝具に必要な機能を理解しましょう
畳みやフローリングの場合は、基本はマットレス+羊毛敷布団
背骨をマットレスで支えて、羊毛敷布団で温湿度を快適に調節するのが基本です。
毎日上げ下ろしをどうするか?
フロアー・畳用の敷寝具を選ぶ際に、毎日のふとんの上げ下ろしをどうするかによって選択肢が変わってきます。ベッドの場合は、ほぼ置いたままですから多少重たいマットレスでも問題ありません。
毎日上げ下ろしをする必要がある場合は、できるだけ布団の片付けが楽なもの=軽量なものを選ぶ必要があるため、敷寝具の選択肢が狭まってしまいます。ラテックスマットレスのようなバランス良いマットレスは重いので、これを選ぶことは難しくなります。
毎日敷っぱなしの場合の利点と欠点は?
通常は敷きっぱなしにしておいて、掃除の時だけ片付けるような場合、敷寝具の選択肢が広がります。一方、最大の課題は湿気が籠もらないようにすることです。例えば、フローリングの場合汗などの湿気はほとんど吸いませんから、マットレスを置いたままだとカビが生えやすくなります。マットレスと敷寝具の間の通気性を上げて、空気の循環ができるようにする工夫が必要です。湿気が多い部屋の場合は、吸湿シートなどを組み合わせることも考えなければなりません。
フローリングや畳に敷っぱなしでいいなら
ウッドスプリング+ラテックスマットレス+羊毛敷布団がベスト
通気性を確保し、身体を正しく支えるウッドスプリング
ウッドスプリングによって、床に空気の層を作り通気性を上げると同時に、身体のカーブに合わせた寝姿勢の調整ができます。 ウッドスプリングの選択肢としては①リラックス社ナチュールフレックス ②ヒュスラーネスト社リフォーマエレメント ③ビラベック社ミルフィエレメント ④ヒュスラーネスト社ふとんエレメントがあります。
この中で、調整範囲が最も広いのが①ナチュールフレックスです。その次に③ミルフィエレメント、②リフォーマエレメント となり、④ふとんエレメントには調整機能はありません。 これらのウッドスプリングは
このように三つ折りにして畳めるので、掃除の際には楽になります。これもナチュールフレックスが最も通気性が良い構造になっています。 眠りのプロショップSawadaとしてはナチュールフレックスを、少しリーズナブル価格にするならミルフィエレメントをおすすめします。
三つ折マットレス+羊毛敷布団に組み合わせるのも良し
下でご紹介する三つ折マットレス+羊毛敷布団の組み合わせに、ウッドスプリングを加えるとさらに寝心地がアップします。滑りやすくはなるので、ミルコットすべり止めを併用ください。
毎日上げ下ろしをして、そこそこの寝心地 3レイヤーマットレスⅣ+羊毛敷布団
毎日の片付けを考えるのであれば、軽量化した三つ折タイプのマットレスがいいでしょう。三つ折りであれば、中のパーツをローテーションして長持ちできます。
眠りのプロショップSawadaオリジナルの3レイヤーマットレスⅣ(シングル 77,000円 10%税込)は寝心地を上げるために天然ラテックスフォームを使った三層構造になっています。 さらに最下層にはの網状中空素材であるブレスエアーを使っており、空気の循環がよりスムーズにできます。フローリング等ではカビの発生がしやすいのですが、通気性を向上させることでそのリスクを低減しています。
ウッドスプリングほどのふんわり感はありませんが、バランスの良い寝心地になります。
バランスの良い寝心地 FACETマットレス
ウレタン素材メーカーINOAC社のFACETは、有名メーカーの7~8万円クラスと同等のウレタンを使用した、バランスの良い三つ折マットレスです。こちらも羊毛敷布団と組み合わせます。
お手軽な組合わせ-プロファイル三つ折マットレス
軽量で三つ折、プロファイルウレタンで点で支えるマットレスと羊毛敷布団を組合わせます。
ウレタンマットレスとウッドスプリングを組み合わせる場合はカビに注意
ムアツふとん、整圧ふとんなどのウレタン素材の場合は、必ずマットレスとウッドスプリングの間に吸湿パッドを組み合わせてください。
マットレスの上には、温度と湿度を快適に調節する羊毛敷ふとんが必須
マットレスの上には、シーツだけでは汗の吸湿発散ができません。必ず羊毛敷布団か羊毛ベッドパッドを組み合わせてください。最も快適に使えるのがドイツ・ビラベック社の羊毛敷ふとんです。裏面がリネン麻の当店オリジナル品をおすすめします。