睡眠を改善するために【1】-快眠カウンセリングより

WEB快眠カウンセリングから

2017.4からWEBで簡単な快眠カウンセリングを受付しています。すでに多くの方からご相談を受けているのですが、お返事では共通したことが多いので、睡眠改善のための方策をまとめてみました。

快適な睡眠のための寝具とは

まず、基本的な考え方を理解してください

快眠寝具の選び方
これを使ったら快眠できる寝具なんて無い 世の中には「この寝具を使ったら今日から快眠」と謳っているものが数多くあります。もちろん、それが使う人に合っていればいいでしょう。しかし、万能な寝具なんてないのです。 身体にストレスをかけない寝...

その上で、対策としては

1.対症療法的に、現状の寝具の一部を改善する

2.根本的に寝具を見直して買い替える

この2つの方法があります。費用は1.の方が少なくてすみますが、元々お使いの寝具が年数が経っていたり、品質が不十分であったりすることが多く、改善の度具合は限られます。

残念なことに、「良い睡眠を取りたい」あるいは「自分にとって合う寝具を選びたい」という動機で購入されていることが少ないからです。これは私たち業界の責任でもあります。

眠りのプロショップとしては、睡眠の改善は健康への長期投資と考えて、根本的に寝具を見直していただくことをおすすめしています。

まずは敷寝具の改善から取り組みましょう

カウンセリングに寄せられる、睡眠時のお悩み  肩こり, 首の痛み, いびき,  疲れが取れない, 熟睡感が無い, 腰が痛い などは、まず敷寝具を見直すことで改善することできる要素です。

まくらは敷寝具を選んでからでないと、合いません。

快眠のための敷ふとん選び
敷寝具に求められる8つの機能とは 畳やフローリングなど敷布団に求められる機能には8つあります。このうち最初の6つはベッドのマットレスと同じです。ヒトの体を司る神経は背骨を通っています。背骨が曲がったり、無理な力がかかると、身体に悪影響...
快眠のためのマットレスの選び方
ベッド用のマットレスに求められる6つの機能とは ベッドのマットレスを選ぶときに、「体圧分散」「寝返り」などの機能がありますが、大切なことは睡眠時身体にストレスを与えないように、必要な機能のバランスを取ることです。 ベッドのマット...

横向き寝のストレスを少なくする

特に横向き寝時に身体にストレスがかかっているケースが少なくありません。

横向き寝の場合のポイントは背骨を真っ直ぐにある調査によると寝姿勢は 仰向けが44% うつ伏せが8% 横向き寝が44% その他4% なのだそうです。横向き寝は44%ですが、右向きが26% 左向きが18%とのこと。意外にも横向き寝が多いことがわ

敷ふとんで1枚しか使っていない場合や、硬いマットレスの場合は、上に羊毛敷ふとんやトッパーマットレスなど、肩の圧迫を緩和させるものが必要です。

ちゃんとベッドパッドや敷ふとんを使う

これは販売している私たちの責任でもありますが、マットレスの上にベッドパッドを使わなかったり、使っていても不十分なものであることが多いのです。ベッドパッドが非常におざなりにされていますが、温湿度の調節も含めて、睡眠の質に大きく影響してきます。上の横向き寝のケースにもあるように、厚手の羊毛敷ふとんを使ったほうが良い場合も少なくありません。

Q:マットレスの上にベッドパッドが必要なのでしょうか?汗取りパッドみたいなものではダメ?
テレビのCMなどでも多いのですが、マットレスの上にシーツをかけて、そのまま使って下さいといわんばかりの映像をしばしば見ます。実際にお客様とお話ししていても、上の画像のような本当のベッドパッドと、同じように四隅がゴムになっていて、しば...

身体の近くで合成繊維を使わない 自然素材を

昨今の寝具は合成繊維が増えました。典型例でいうと、15年前、羽毛布団の側生地の素材はほとんどが綿100%でしたが、今日では、ポリエステル100%やポリエステル混紡の生地がほとんどです。結局、通気性が悪くなって、蒸れやすい布団が増えてしまったのです。

その一方で、この間に住宅の高気密・高断熱化はますます進んでいます。かつての寝具が「暖かい」ということが重要であったのに対し、最適な温湿度33℃50%「快適な温湿度を保つ」ということが重要になってきました。

部屋の気密性が高いので、現在では湿度のコントロールの方が大切なのですが、実際は湿度のコントロールが苦手な合成繊維が増えているのが現状です。

少なくとも身体に一番近いところは、良質の天然素材にするべきでしょう。

敷寝具は5年で見直し、10年で買い替えを

靴には全体重がかかります。毎日同じ靴を使い続けたら1年持たないでしょう。同様に、敷寝具や枕には、かなりな体重のストレスがかかっています。靴は休ませられますが、敷寝具は毎日使わざるを得ません。

5年で性能が劣化していないか見直しする

敷寝具は特に臀部、つまりお尻の部分に最も荷重がかかります。そして、ここが一番へたりやすい部分です。1~2年でへたってきたということも、珍しくありません。まず5年目をめどに、現在も最初の性能を維持しているかどうかをチェックしてみましょう

10年で買い換えを

下に使うウッドスプリングのように15年ぐらい性能が変わらないものもありますが、基本的に敷寝具は10年が性能維持の限界と考えてください。もちろん質が悪いものは5年持たないものもありますが、良い品でも10年が目安です。10年を超えたら、買い換えを検討してください。

睡眠改善のためのコストは、健康への投資

例えば30万円を敷寝具にかけたとして、快眠のためのコストは10年で一ヶ月2,500円、1日にするとわずか82円、1時間10数円です。ある調査では睡眠1時間500円以上で買いたいという人がかなりを占めましたが、それに比べても1/5以下です。

睡眠は一ヶ月2,500円の健康サプリと考えていただければ、いかがでしょうか?