Q:長く使える、へたりにくいマットレスの選び方は?

良いマットレスを買ったとしても、何年か経つと腰の部分がへたってしまうことがしばしばあります。そうすると腰が落ち込み、寝姿勢が崩れて腰痛などの原因になります。

へたらないマットレスはない、という事実

かつて日本のマットレスは非常に硬かった時期があります。硬いほど腰の落ち込みが少なく健康に良いとされてきたのです。通常のスプリングマットの上にコンパネを敷いて普通の布団を敷くという例も少なからずありました。

テンピュールに代表される低反発ウレタンがでてきてから、今度は体圧分散が大事であると喧伝されるようになりました。その一方で、低反発ウレタンには「へたりが早い」という問題がつきまといました。

マットレスには全体重が1日6~7時間かかります。そのストレスたるや非常に大きく、当然のことながらマットレスがへたるのはある意味当たり前のことです。下図のように、体型に合わせてある程度変形するマットレスを考えた場合はさらにです。

世の中には××年保証といって、長期間使用できるかのように説明するマットレスもありますが、保証の年数長く使えるわけではありません。

マットレスの寿命は?どれぐらい持つのか? マットレスにしばしば12年保証とか15年保証など、非常に長期間の保証が付いているものがあります。このことから、12年使うことができます、などの表現がなされている場合がありますが、これは...

変形量が多いマットレスはよりへたりやすい

体重や体格にもよりますが、変形量が多い低反発ウレタン等はへたりが早くなります。変形量が少ない硬いマットレスはへたりにくいですが、体圧分散に問題がでます。AIRやムアツふとんのような凹凸がある点で支えるタイプはその中間ですが、それでも変形が大きい部分=臀部はへたりが出ることは避けられません。

エアウィーヴ等の網状立方体もへたりやすい

ポリエチレンでできたエアウィーヴ、同じ製法のC-COREやE-CORE、ポリプロピレンのカルファイバーなども変形によるへたりが出やすい素材です。ブレスエアーはエラストマー等も使った複合素材のために、エアウィーヴ等よりはへたりが出にくい素材ですが、それでも使用しているとへたりがでます。

長く使う方法1:密度の高い素材のマットレスを選ぶ

これもある意味当たり前ですが、低コストで作ったマットレスは、低コストの素材を使うので、へたりやすいのは事実です。

高価であれば良いというわけではありませんが、手間をかけて作られた上質の素材であったり、高密度で作られた素材は、快適性もさることながら、耐久性にも優れていることがほとんどです。

しかしながら密度の高い素材はマットレス自体の重量が増えるために、畳んで片付けるということは難しくなります。基本的にはベッドで使うことが前提です。

長く使う方法2:ウッドスプリングで二重で身体を支え、変形圧力を分散させる

上の図で、変形が大きいのはCとEです。特にEお尻の部分は元の状態の半分ぐらいに変形しています。変形が大きいと、弾力性が低下し、同じ体重をかけても沈む=つまりへたります。

ウッドスプリングはマットレスの変形を少なくする

解決の有効な方法としてはウッドスプリングとマットレスを組み合わせがあります。

上図はRELAX2000ウッドスプリングの例ですが、ウッドスプリングが大きく変形して身体を支えるために、上部のマットレスは変形が少なくなります。その結果、マットレスの弾性低下が少なくなる=へたりが少なくなるのです。

ウッドスプリングの多くは、硬さを調節することができるようになっていますので、使用年数とともに硬さを調節することで、寝姿勢の変化が少なくなります。

 

こちらはミルフィエレメント・ウッドスプリングです。ナチュールフレックス・ウッドスプリングも基本的には同じです。上の板を、ラテックスフォームでできたサスペンションで支え、その巾を調節することで、体格や寝姿勢に合わせた硬さにできるのです。

長く使う方法3:パーツのローテーションや交換が可能な素材を選ぶ

一枚もののマットレスは中央部がへたったら寿命になる

多くのマットレスが一枚物です。エアウィーヴ、AiR、快圧ふとん等々・・・

西川 AiRマットレス

密度のしっかりした素材が使えるベッド用はともかく、フロアー用は手軽に片付けることができるように、ウレタン等の軽量素材を使うケースがほとんどです。当然、密度が高い素材にくらべると、へたりに対しては弱くなります。

このような一枚物を長く使い続けるとどうなるか。当然のことながら、最も重量がある臀部に負荷がかかり、へたりが進行します。それを防ぐために、しばしばハードタイプが用意されているケースもありますが、結局お尻が当たる部分だけがへたり、それ以外はしっかりしたままという、情けない結果になったりします。

三つ折タイプにして中身をローテーションする

三つ折タイプの多くは中身をローテーションすることができます。中には、パーツで硬さを変えているマットレスがありますので、選ぶ際は注意してください。上の画像はムアツSleepSpaですが、これはローテーションが可能です。

3ヶ月に一度ほど中のパーツをローテーションすることで、一カ所に負荷をかけず、素材を休ませることができます。三つ折タイプを選ぶことによって、長持ちするマットレスが得られるのです。

しかし、それでも中央部と両端を比べると、中央部が柔らかくなってしまうのは避けられません。

パーツ交換で長く使える3レイヤーマットレスⅢ

そこで眠りのプロショップSawadaオリジナルの3レイヤーマットレスⅢでは、弱った素材部分を交換することができるようにしました。

元々、数年前にムアツふとんがリニューアルする際にメーカーにパーツ交換できるように提案したのですが、取り入れてもらえませんでした。そこで当社オリジナルについてはパーツ交換が最初からできるように作っています。

嘔吐やおねしょなどで、洗えないような状況でもそのパーツだけを買い替えできるのです。

付け加えると、一番下の層は通気性の良いブレスエアー素材を使っていますので、ウレタンマットレスの泣き所である、カビの発生リスクを抑えることができます。

一番上に天然ラテックスを使用し、寝心地のバランスをさらに向上、さらに軽量化した新バージョン登場 3レイヤーマットレスⅡは上部に天然ラテックスを使うことで、寝心地を劇的に向上させることができた人気の品です。その3レイヤー...

パーツ交換できるジェルトロンマットレス

ジェルトロンマットレスも中は3分割になっていて、6種類のユニットを選べるようになっています。へたったときや、古くなった場合に買い換えができます。

ウォーターベッドの寝心地を簡単に実現した、ミネラルオイルから生れたジェルブロック ベビーオイルなど安全なミネラルオイルをポリマーにして生れたジェルトロン しかも洗える ジェルトロンの立方体二層一体構造の原料は安全なベビーオイ...