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マットレスが合わない時はどうする?時期ごとの原因・対処法を解説

目次

マットレスが合わない時はどうする?

朝起きて「マットレスが合わない…」と違和感を感じたとき、多くの方はできればすぐに新品に買い替えるのではなく、「どうにか寝心地を改善できないか?」と考えることが多いのではないでしょうか。

マットレスが合わない原因はほとんどが「硬すぎる」または「柔らかすぎる」に大別できますが、実は、対処法は使い始めた時期によって異なります。

購入直後は様子を見る必要がある一方で、長期間使用している場合には買い替えが必要なサインかもしれないのです。

このような判断と、それに続く対応は、マットレス初心者にとってはなかなか難しいかもしれません。

そこでこの記事では、マットレスが合わないケースを時期ごとに3ケースに分類した後、合わない状態が続く場合の対処法を3ステップで紹介していきます。

マットレスが合わないことの不快感を払拭して「快眠を得たい!」という方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてくださいね。

1.「マットレスが合わない」と感じた時の購入時期別の対処法

睡眠時間は十分なはずなのに「体の疲れが取れない」「体が痛い」「肩こりや頭痛がする」といった場合など、「マットレスが合わない」と感じることがあるでしょう。

マットレスが合わない場合の対処法は、実は「使い始めてからどのくらいか」によって変わります。あなたは次の3つのどの状況に該当するかまず確認してみてください。

【マットレスが合わない場合の対処法(購入時期別)】

購入直後 好転反応かもしれないので2〜3週間経過を見る
2~3週間以上経過 体に合っていない可能性があるため適切な対処法を取る
5年以上使用 マットレスが寿命を迎えている場合は買い替えを検討する

それぞれのケースごとに、対処法を解説していきます。

1-1.【購入直後】好転反応かもしれないので2〜3週間経過を見る

「マットレスが合わない」と感じたタイミングが、マットレスを購入した直後や使い始めた直後の場合は、そのまま2~3週間ほど経過を見てみることをおすすめします。

なぜならば、環境を変えた直後は「好転反応」が起きる可能性があるからです。好転反応まで行かなくても、仕組みの違うマットレスに替えた場合、身体が慣れる必要があります。

好転反応とは、もともと東洋医学で使われる言葉であり、体の状態が良い方向に向かう途中で、一時的にだるさや違和感などを感じることをいいます。

例えば、マッサージや整体を受けたことにより、姿勢が良い状態に矯正されたとします。しかし長年悪い姿勢を取り続けていた場合、体がびっくりして、しばらくは悪い反応(だるさなど)が出ることがあります。

マットレスを変えた場合にもこの好転反応が出る可能性があります。例えば、今までは硬いマットレスを使っていたのに、急に柔らかいマットレスに変えると、体に合っていたとしても、体がびっくりしてしまうことがあるのです。

そのため、「マットレスが合わない」と感じた場合も、体が新しい環境に慣れるまで少し様子を見る必要があります。

もちろん、好転反応ではなく本当にマットレスが合わなかった、という悪い影響のケースもあります。

様子を見ても合わない状態が続く場合には、次に進みましょう。

1-2.【購入後2~3週間経過】体に合っていない可能性があるため適切な対処法を取る

マットレスを使い始めてから2~3週間以上が経過しているのにまだ「体に合わない」感覚がある場合には、好転反応ではなく、本当に体に合っていない可能性があります。

※ただし、その体のだるさや違和感が本当にマットレスのせいなのかは判断が難しいところです。例えば、マットレスと同時に枕を変えた場合(または枕だけ新調した場合)、マットレスではなく枕の高さが合っていないことによる影響かもしれないからです。

また、横向きやうつ伏せで寝る方の場合、枕の高さや枕とマットレスのバランスが重要なケースもあります。

ここでは、マットレスが合っていないことによる不調が起きていることを前提に、説明を進めていきます。

10日程度使ってみてもなお「マットレスが合わないな」「からだの不調が続く」という場合には、「3. マットレスが合わない感覚が続く場合の対処法3ステップ」に進んでください。

1-3.【5年以上使用】マットレスが寿命を迎えている場合は買い替えを検討する

マットレスを使い始めて5年以上が経過している場合には、マットレスが寿命を迎えている可能性があるため、マットレスの買い替えを検討することをおすすめします。

一般的に、素材や使い方によっても異なりますが、マットレスの寿命は5年〜10年程度 とされています。ただし、仮反発ウレタンのような耐久性が低いマットレスは3〜5年程度でヘタってしまうことがあります。

どちらにせよ、上質なマットレスを選んだとしても、初期性能をキープできる目安は10年ぐらいが限度となります。使い方によっては、5年程度からヘタりはじめる可能性があります。

5年を過ぎて、「マットレスの寝心地が悪くなった気がする」「最近ぐっすり眠れない」など違和感を感じ始めた場合は、マットレスが寿命を迎えていて、本来の性能を発揮できていない可能性が高いでしょう。買い替えを検討しましょう。

さらに詳しくは、「3-3. 対処ステップ3:別のマットレスに買い替える」をご覧ください。

2. マットレスが合わない原因は【硬すぎる】または【柔らかすぎる】に大別できる

ここからは、少し視点を変えて、「マットレスが合わない」とはどういうことなのか、なぜマットレスが合わないのか(何が原因なのか)を考えていきましょう。

まず大前提として、良いマットレスの定義として、以下の2つが重要となります。

①仰向き寝:立った状態の背骨のS字カーブを支えること

②横向き寝:背骨が真っ直ぐになるよう支えること

そして、上記の2つの姿勢を保つために重要となるのが「その人に合ったマットレスの硬さ」です。

柔らかすぎると体が沈み込んでしまうため上記の姿勢を保てませんし、硬すぎると今度は体にフィットせず良い姿勢を保てません。

それではどのような場合に「硬すぎる」「柔らかすぎる」が起きやすいか、以下では、体型や状況ごとに分類してお伝えしていきます。

2-1. 体重が重い方:柔らかすぎるマットレスは合わない傾向がある

体重が重い方の場合、マットレスがその方に対して柔らかすぎると、体が沈み込みすぎて適切なS字カーブを保てない傾向があります。具体的には、臀部(お尻)が落ち込んでしまうケースがありえます。

適切なS字カーブを保てないと、体に負担がかかって安眠を妨げるため、「マットレスが合わないな」と感じる原因となります。

低反発マットレスのように柔らかいマットレスを使っている場合など、柔らかすぎるのが原因のことが多くあります。

2-2. 体重が軽い方:硬すぎるマットレスは合わない傾向がある

逆に体重が軽い方は、マットレスが硬いと、マットレスに十分に体が沈み込んでくれません。体を点で支えることになり、安眠できない可能性があります。

上記は硬すぎるマットレスを使った場合に、点で体を支えるイメージ図です。図のように、臀部や肩甲骨にかなりの荷重がかかります。

また、横向き寝の場合は背骨がまっすぐになるのが理想ですが、同様に、体が沈まないことにより一定の箇所にだけ負荷がかかってしまうのです。

2-3. 反り腰の方:硬すぎても柔らかすぎても合わない傾向がある

反り腰(背中が反っている状態)の方は、仰向けになった場合にお尻が出ているため、硬すぎるマットレスが合わない傾向があります。また、逆に、柔らかすぎてもお尻が沈みすぎて体に負担がかかる可能性があります。

反り腰の方は、適度な反発力があり体圧分散性に優れたマットレスを選ぶことが大切となるため、特にマットレス選びが重要です。

2-4. 横向きで寝ることが多い方:硬すぎるマットレスは合わない傾向がある

仰向けではなく横向きで寝ることが多い方は、マットレスが硬すぎると、肩が圧迫されて肩こりに繋がったり、寝返りが増えて睡眠の質が低下する可能性があります。

前述した通り、横向きで寝る場合には、以下の画像のように背骨がまっすぐになる姿勢がベストです。

 

マットレスが硬すぎると、上記のCのように肩が沈み込むことがないため、結果として寝心地が悪くなってしまいます。

また、枕との高さのバランス調節も必要となります。横向きで寝ることが多い方は、マットレスだけでなく枕もセットで、背骨が良い姿勢を保てるよう調節することをおすすめします。

3. マットレスが合わない感覚が続く場合の対処法3ステップ

ここからは、2章までの内容を踏まえたうえで、マットレスが合わない場合の対処法を3ステップで紹介します。

【マットレスが合わない時の対処法3ステップ】

STEP1  環境を変えずに応急処置で様子を見る
STEP2  マットレスの上にトッパーなど硬さを調整できるものを敷く
STEP3  別のマットレスに買い替える

3-1. 対処ステップ1:環境を変えずに応急処置で様子を見る

マットレスが合わない場合の対処法のうち、マットレスを買い替えたり、追加のアイテムを買ったりする前に試せる方法があります。

応急処置のイメージとなりますが、まずはこの方法を試してみて、それでも改善しない場合には次のステップに進むイメージです。

応急処置①:硬すぎる可能性がある場合は【タオルを腰に巻く】

体重が軽い方、小柄な方、痩せている方、反り腰の方など、マットレスが硬すぎて合わない可能性がある場合には、タオルを腰に巻いて、マットレスと腰との間を埋めることで、寝心地が改善することがあります。

特に、仰向けで寝た時に、腰の部分だけがベッドが浮いている感じがする場合には、効果的です。ここの隙間を埋めることで、腰に負担がかかることなく、睡眠の質を高められるでしょう。

応急処置②:反り腰の方は【膝を立てるか抱き枕・クッションを活用する】

腰が反ってしまう方は、膝を立てることで反りがなくなり、体重を分散できるようになるケースがあります。クッションを膝の下に入れるのもおすすめです。

また、横向きに寝て抱きまくらを活用することで、腰の筋肉が緩んで寝心地が良くなるケースもあります。抱きまくらを抱えている安心感も相まって、ぐっすり眠れるようになる方もいるでしょう。

ただし、抱きまくらはできれば一時的・補助的な使用をおすすめします。なぜならば、抱きまくらがそこにあることで、寝返りが打ちにくくなるからです。寝返りを適度に打つことで、ずっと同じ姿勢になることを防ぎ、体をほぐす効果があります。

応急処置③:冷えが気になる方は【腰や体を温める】

マットレスが合わないせいで「血流が悪くなった」ような気がする場合には、腰や体を温めることで状況を改善できるケースがあります。

寝る前にお風呂や足湯で腰や体を温めたり、体が温まる食材を意識的に摂ったり、暖房器具で部屋の気温を上げたりすることで良い影響を得られる可能性があります。

3-2. 対処ステップ2:マットレスの上にトッパーやハニカムシートなど硬さを調節するものを敷く

応急処置をしてもなお「やっぱりマットレスが合わない気がする」という場合には、マットレスの上に「トッパー(マットレストッパー)」や「ハニカムシート」を敷くことで、硬すぎる・柔らかすぎる問題を改善できる場合があります。

ハニカムシート 硬くする+通気性を上げる

マットレストッパーとハニカムシートは、両方とも、マットレスの上に敷いて寝心地を改善するための補助的な寝具です。

【マットレストッパーとベッドパッドの違い】

マットレストッパー 数センチの厚のウレタン素材などで作られている→柔らかくする
ハニカムシート ・蜂の巣状に立体に織られた薄いシート

・柔らかすぎるマットレスの上に敷くと、表面の反発力を高めることができる

例えば、2章で解説したような「マットレスが硬すぎる」可能性がある場合には、柔らかいトッパーやベッドパッドを厚めのタイプ(羊毛敷布団など)にすることで、硬すぎる寝心地を和らげることができます。

また、「マットレスが柔らかすぎる」場合には、ハニカムシートによって、マットレスの汎発性を上げて体が沈み込まないようにできる可能性があります。

マットレスを新調するよりも安価に寝心地を改善できるため、「マットレスが合わない」という場合の対処法としておすすめです。ただし、マットレス自体が寿命でヘタっている場合には、トッパーやベッドパッドを敷いても改善できないケースもあります。

ハニカムシートの使い方については、「ハニカムシートでマットレスの硬さや反発力を調節するには」の記事もぜひ参考にしてみてください。

3-3. 対処ステップ3:別のマットレスに買い替える

応急処置を行ってみたり、補助的なアイテムを使って対応しても事態が改善しない場合の最終ステップは、「別のマットレスに買い替える」です。

ただし、ここで注意なのですが、ただやみくもに「別のマットレスに買い替える」のは推奨しません。

マットレスが合わないことによる弊害が出ている以上、ここではこだわって「自分の体の特徴に合うマットレス」を選ぶことをおすすめします。

2章で、体の特徴に合わせた最適なマットレスの硬さなども紹介しましたが、それらはあくまで目安となります。実際にその方に合うマットレスの硬さは、カウンセリングや試し寝をしてみないと分かりません。

同じ「体重が重い」という特徴がある場合も、実際どのくらい沈み込んでしまうのかなどは個人差があります。

「硬すぎるみたいだから柔らかめのマットレスを買おう」ではなく、「本当に自分に合った硬さのマットレス」を選んで購入することが大切です。

4. 売れている商品・流行の商品でも自分に合うとは限らない

マットレスが合わないと感じる方の中には、「ベストセラーで周りの人もみんな良いといっているマットレスにしたのになぜ?」と考えている方もいるかもしれません。

マットレスにも流行があり、低反発が流行ったかと思ったら、今度は高反発がいいと話題になったり、新素材が出てきたりと、その時々にトレンドが存在します。

確かに、大ヒット商品や流行の商品は、多くの方からの称賛を集めていることが多いでしょう。口コミを見ると良い評判しか付いていない商品も中にはあるかも知れません。

しかしながら、自分に合うマットレスというのは、人それぞれで異なります。全ての人に合うマットレスというのは存在しません

「流行のものを買ったら、やっぱり良いものだった!」というケースもありますし、「多くの人に合うものでも、自分には合わなかった」ということももちろん存在するのです。

マットレスを選ぶときには、人気のものや評判の良いもの、売れているものを買うのではなく、「いかに自分に合っているか」を基準に選ぶことをおすすめします。

5. 本当に自分に合うマットレスを求めるなら専門家のカウンセリングが不可欠

最後に、本当に自分に合うマットレスを探すための方法について解説します。

結論としては、本当に自分に合うマットレスを見つけるためには、眠りの専門家のカウンセリングとフィッティングが不可欠です。その理由について解説していきます。

5-1. 数値計測をしても答えが見つかる訳ではない

最近では多くの寝具コーナーで、背骨や頚椎の形を計測したり体圧分散計を使ったりして「あなたの身体にあった寝具を選びましょう」という訴求が行われています。しかしながら、数値計測をしても、それだけで最適なマットレスが見つかる訳ではありません。

実際には、身体の特徴を計測するだけでなく、体質や寝姿勢、睡眠習慣によっても、選ぶべきマットレスは異なります。また、枕や掛け布団、敷き布団とのバランスも大切となります。

数値計測だけして「あなたに最適なマットレスはこれです!」ということは現実的ではありません。

5-2. 最適なマットレス選びに大切なのはカウンセリング

最適なマットレスを選ぶためには、睡眠のプロによる快眠カウンセリングが重要となります。

お客様の現状の睡眠状況や体質、寝室環境などをしっかりと聞き取りながら、マットレスが合わない原因がどこにあるか問題点を抽出します。それを基に3パターンほどのおすすめを提示して、実際にフィッティングを行うことで、ベストなマットレスを見つけ出すことができるのです。

マットレスが合わない原因を突き止めて「本当に自分に合うマットレスを見つけ出したい」という方は、丁寧なカウンセリングやフィッティングを行っている寝具専門店に相談してみることをおすすめします。

滋賀県長浜市にある「夢匠庵」の快眠フィッティングルームでは、1日2組限定でじっくりとカウンセリングとフィッティングを行っています。3時間というたっぷりな時間の中で睡眠改善の相談をしたい方はぜひお問い合わせください。また、快眠ゲストルームではウッドスプリングを使ったマットレスや上質な羽毛布団を睡眠体験することができます。

快眠ゲストルーム

まとめ

本記事では、「マットレスが合わない」という状況に対してどのようなアプローチがあるのか、について解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。

▼マットレスを使い始めてどのくらい?

・購入直後:好転反応かもしれないので、2~3週間経過を見る

・2~3週間以上経過:体に合っていない可能性があるため、適切な対処法を取る

・5年以上使用:マットレスが寿命を迎えている場合は、買い替えを検討する

マットレスが合わない原因は【硬すぎる】または【柔らかすぎる】に大別できる

・体重が重い方:柔らかすぎるマットレスは合わない傾向がある

・体重が軽い方:硬すぎるマットレスは合わない傾向がある

・反り腰の方:硬すぎても柔らかすぎても合わない傾向がある

・横向きで寝ることが多い方:硬すぎるマットレスは合わない傾向がある

マットレスが合わない時の対処法3ステップ

・STEP1: 環境を変えずに応急処置で様子を見る

・STEP2:マットレスの上にトッパーやハニカムシートなどを敷く

・STEP3:別のマットレスに買い替える

万人に合うマットレスというのはありえません。そのため、売れている商品や流行の商品、評価が高い商品であっても、かならずしも自分に合うとは限らないのです。

本当に自分に合うマットレスを求めるならば、プロのカウンセリングを受けて原因を究明し、最適なマットレスを選ぶことが重要です。

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