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羽毛布団、羽毛布団リフォーム6/1より価格改定

シニア・高齢者向けの掛け布団・毛布の選び方

目次

シニア・高齢者は掛け布団と毛布をうまく組み合わせて暖かく眠ることが大切

シニア・高齢者の睡眠でよく聞くのは「眠りが浅くなって夜中によく目が覚める」「目が覚めてしまうと、トイレに行って身体が冷え眠れない」などです。

歳を取ると、運動量が減ったり、筋肉がへって基礎代謝量が下がったりすることが多くなります。つまり自分で熱を創り出しにくくなります。もちろん、個人差が大きいです。

その1:身体に負担をかけない軽い羽毛布団がベスト

木綿わたの布団は暖まりにくい

重い布団は、身体に負担がかかり血行を阻害する元となります。特に昔から使われてきた木綿わたの布団は重いだけでなく、湿気を含みやすいので暖まりにくいのです。

保温性が良いという合成繊維の布団は、軽いが蒸れやすい

一方、「羽毛布団のように暖かい」と保温性を喧伝されている合成繊維を使った掛け布団は、確かに暖かいものの、吸湿性がほとんど期待できないので、蒸れて睡眠を阻害する原因となりやすいのです。基礎代謝が落ちて発汗量が少なくなったといっても、通常はコップ一杯の汗を不堪蒸発として発散しています。暖かいだけでは、快適な温度33℃湿度50%を実現することはできません。

軽くて、温湿度調節に優れた羽毛布団が最適

羽毛布団を使う利点は

  • 軽くて身体に負担がかからない
  • 温湿度を快適に調節してくれる(保温性が良く、吸放湿性に優れている)
  • へたりにくく、リフォーム(打直し)で長く使える
  • 天然素材なので、最後は土に還る(生分解性)

いろんな素材の掛け布団が出ていますが、現状では羽毛布団をお使いいただくのがベストでしょう。

その2:毛布をうまく使う

しばしば、毛布は布団の上か、下かという論争がありますが・・・基本的には下に使うのが正しいのです。毛布は起毛がされていますので、接触温感を高めるには、肌に近い方で使うべきです。上にするのであれば、肌布団でもキルトでもいいのです。

身体に巻き付けて、隙間を作らせない

1000~1200gぐらいの、軽量な天然素材の毛布を身体に巻き付けて使うことをおすすめします。特に肩は冷えやすくなりますので、上図のように毛布で肩全体包むことで、ずいぶんと暖かく眠れます。

ちょっと長めの毛布を用意して、足も巻込むようにすると、暖かいのです。

合成繊維の毛布は蒸れるので使わない

アクリルやポリエステル(フリース含む)などの合成繊維の毛布は保温性には優れますが、吸放湿性が悪く、布団の中が蒸れやすくなります。アクリルボアの毛布を使っていて、暖まってくると足で無意識に毛布を蹴ってしまうのはこのためです。

最近では少なくなりましたが、2枚合わせのアクリル毛布は重量が2,600~3,000gにもなり、毛布自体が重いのでおすすめできません。保温性を上げるためにアルミを使った多層式の毛布も、湿度の調整ができないので、避けた方がいいでしょう。

ウールやカシミヤ、キャメルなど獣毛毛布がおすすめ

ウールなどの獣毛毛布は保温力が良いだけではなく、湿度の調整に優れていますので、最も快適に使うことができます。その中でもカシミヤ毛布は別格で、保温力が高いだけでなく、直ぐに暖まります。使用感も最適です。

シルクも動物性の天然素材としては、肌に一番優しい繊維なので、アトピーなど肌に敏感な方におすすめの素材です。

綿毛布は、保温性が弱点

ウールに比べると綿は吸着熱が低く、保温性に難があります。暑がりの方ならいいかも知れませんが、ウールか綿かであれば、迷うことなくウールをおすすめします。

敷毛布と組み合わせる

熱は下から逃げる(冷えは下からくる)ことが多いので、掛毛布だけでなく、敷毛布と組み合わせてお使いいただくのがいいでしょう。

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おまけ:間違いだらけの羽毛布団選び

一口に羽毛布団といっても、市場には玉石混淆、さまざまな羽毛布団が出回っていて、何を選べば良いのか判りにくいのが現状です。

【必読!】羽毛製造のプロがすすめる、本当の羽毛布団の選び方 をご覧下さい

羽毛布団選びのポイントは

1:寝心地は側生地で決まるので、ポリエステル混の生地は使わない

羽毛布団の説明は、直ぐに羽毛の良し悪しから入りますが、寝心地は側生地で決まります。市販品の多くに使われているポリエステル100%やポリエステル混の生地は通気性が悪いので蒸れやすい欠点があります。快適な眠りのためには「軽くて、通気度が良い、綿100%」の生地を選ぶことがベストです。

2:自分の体質や、住環境にあわせた厚さを選ぶ

寒がりや暑がり、体質が変われば最適な厚みは変わってきます。ふっくらして保温性が高い羽毛布団は、伝統的な日本建築の家で寒がりの方なら良いかもしれません、逆に、高気密高断熱住宅にはふっくら羽毛布団は不要です。中厚ぐらいの方が快適性が高くなります。

羽毛布団を選ぶときは、最適な厚みについてカウンセリングさせていただきます。眠りのプロショップSawadaは店内に羽毛工房ダウンラボを設置して、全て自家製造にてお届けしていますので、お客様に合わせて最適な厚さで仕上げることができます。

3:羽毛はごまかしが実に多いので、産地などにだまされない

羽毛の価格はこの10年間、毎年上がり続けています。3倍ぐらいに上がっていますが、実際3倍の価格になっているわけではありません。側の品質を落としたり、産地をごまかしたり等々いろいろな方法で、品質をごまかしているケースが多いのです。

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4:介護ベッドなどでは、135cm巾の羽毛布団が使いやすい

介護ベッドなど手すりがついたベッドで、一般的なシングルサイズの羽毛布団(150×210cm)を使うと、巾がありすぎて、嵩のある羽毛布団では使う人が羽毛布団に埋もれてしまうような状態になってしまいます。

このような場合は135×200cmぐらいのサイズで仕上げた方が使いやすいので、ご相談ください。どのようなサイズでもお仕立て可能です。

シニア・高齢者向けのマットレスの選び方

シニア・高齢者が快適に眠るためには、マットレス選びが最も重要です。

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