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夏に最も快適な麻の寝具は、巷の冷感寝具とどう違うのか?

目次

麻の寝具の涼しさとは?

夏に最も快適なのは麻の寝具です。涼を抱くと云われる麻ですが、蒸し暑い日本の気候に合わせて古来より用いられてきた天然素材です。その涼しい理由は3つ

  1. 熱伝導性が良いので、熱を素早く逃がしこもらせない
  2. 吸湿と発散が優れているので、蒸れにくい
  3. 発散が早いので、気化熱を奪うので涼しい

熱伝導性が良いので、熱を素早く逃がしこもらせない

麻は天然素材の中で最も熱伝導率が高い素材です。

ポリエステル 0.20 綿 0.54
羊毛(ウール) 0.37 レーヨン 0.58
ナイロン 0.38 0.63
絹(シルク) 0.44

熱を素早く逃がすので、皮膚との接触面で熱のこもりが少なく、涼しく感じます。合成繊維ではレーヨン(テンセルなど再生セルロース繊維もこの部類)が高く、一方多くに使われているポリエステル繊維は最も熱伝導性がありません。

吸湿と発散が優れているので、蒸れにくい

快適な寝床内の温湿度は温度33℃湿度50%です。つまり、湿度が高くなると蒸れて不快感が増大します。寝床内の温度は体表面の温度と平衡するため、33℃と比較的高いために、湿度が少しでも上がると不快指数が上がります。麻は吸湿発散性に優れているために、生地はさらっとしていて、じっとりすることがありません。

発散が早いので、気化熱を奪うので涼しい

麻は吸収した水分を素早く発散させるために、その際に気化熱を奪い温度をさげるために、涼しくなります。

冷感寝具はどうなのか?

一方、価格が安い冷感寝具が世の中には多く出回っています。いろいろ調べてみますと、生地に使われているのはナイロン・ポリエチレン・レーヨン・ポリエステル。中わたはポリエステルがメインで、吸湿性が比較的に高いアクリル系やレーヨン系素材を混紡しているケースがほとんどです。

合成繊維の寝具がほとんど

つまり、ほとんどの製品で天然素材は使われていません。接触冷感もキシリトールを使ったものから、メーカーそれぞれ独自の付加価値戦略で機能性合成繊維が出ていますが。持続性のある素材はアウトラストのようなマイクロカプセルを使ったもの以外は弱いようです。

中わたはポリエステルがメインで、吸湿性が悪い

中わたにはレーヨン系やアクリレート系の、比較的に吸湿性があると云われる素材を混ぜていますが、基本的にはポリエステルがメインです。ただ、ポリエステルは吸湿性がほとんどありません。

ロマンス小杉のカタログより転載

上記の図はロマンス小杉さんの例ですが、麻わたとポリエステルわたの吸湿性の差がはっきり出ています。特に、睡眠時の最初90分は最も発汗量が多くなりますが、その時の差は歴然としています。

合成繊維の吸湿性能は良くない

ポリエステルの吸湿が悪いのはともかく、全ての合成繊維が悪いわけではありませんが、基本的には天然素材の方が吸湿性が優れています。

またJISの吸湿性試験は72時間で見ますが、前述したように睡眠初期の発汗量が非常に多く、この時に吸湿発散性が悪くて蒸れると、ノンレム睡眠の深睡眠が阻害され、最初の90分と呼ばれるゴールデンタイムの睡眠が悪くなります。素早く吸うのであれば天然繊維の方が良いのです。

結局 本物を選ぶなら天然素材の麻の寝具でしょ

各合成繊維メーカーもさまざまな新素材を開発しています・・・が、結局、麻の持つ良さを追うだけのような感じを受けます。

自然の持つ良さは、動物である人間が一番体感できるのではないでしょうか? これは麻だけに限りません、綿、絹(シルク)、羊毛(ウール)、カシミヤなど上質な天然素材が持つ良さ、使った時の気持ちよさは合成繊維では得られないものです。

確かに合成繊維は大量生産に向きます、しかし、生分解することはありません。

天然素材なら、最後は土に還ります。自然はそうやって循環していくサスティナブルな素材です。そして、良いものは長く使えます。サスティナブルな社会づくりをめざすSDGsの考え方にも沿っていますし、なにより私たちは地元である近江の麻素材を使って、地元で加工して販売しています。地産地消でもあるのです。(リネン生地については、全て地元ではありませんが、仕上げは地元です。)

私たちは、その意味からも夏は麻の寝具をおすすめしています。

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