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羽毛布団、羽毛布団リフォーム6/1より価格改定

毛布と毛玉や抜け毛について

毛布には使っているうちに毛玉になるものと、比較的ならないものがあります。毛玉にならなくても、抜け毛として床にたまったりすることがあります。毛玉はウールや綿、アクリルやポリエステルなど、毛布の素材によるものと、織り方や製造方法によっても出方が異なります。

目次

毛布の織り方による違い

現在市場にでまわっている毛布は、製造方法によって、大きく2種類に分けられます。基布を起毛して作った起毛毛布か、毛皮のような毛足のあるボア毛布です。ボア毛布は作り方でマイヤー織とシール織に分かれます。

起毛毛布

古くからあるベーシックな毛布の作り方です。主にウール・カシミヤなどの獣毛や綿などの素材が多く、織りあげた布に針などを使った起毛機で毛羽を出して、暖かく仕上げるものです。

ポリエステル素材のフリースなども同様です。

Marzotto(カシミヤ・ウール)、IBENA(綿、綿アクリル混)、Steiner(アンゴラ・ウール混)FUSSENEGGER(綿アクリル混、綿・バンブー混)LapanKankrit(ウール)など、ヨーロッパから輸入している毛布はほとんどが起毛タイプです。

起毛毛布は引っ掻きによって毛羽を立てるために、毛玉や抜け毛が出やすいタイプです。

ボア毛布

一方、グランド(地)にパイルを編み込むことで毛足の長いボア状に仕上げた毛布です。起毛毛布に比べると、構造上毛玉ができにくいのと、毛足が長いために保温力が高いのが利点です。大きく織り方によって、マイヤー織とシール織に分かれます。

マイヤー毛布

ドイツのカールマイヤー織機で織られることから、この名前がついています。片面だけにボアが出るので、2枚合わせにします。保温力は高くなりますが、重くなってしまうのが欠点です。アクリル、ポリエステルで作られるのが多く、シングルで2.4~2.8kgにもなります。毛玉ができにくいタイプです。

ニューマイヤー毛布

カールマイヤー毛布の欠点である重さを軽くするために、両面にボアがでるようになっているのがニューマイヤー毛布です。アクリル、ポリエステル、綿が多く、アクリルで平均的な重量は1.8kg程度です。種類は少ないですが、ウール素材でも作られています。毛玉ができにくいタイプです。

シール毛布

高野口と呼ばれる橋本市に多いシール織機を使った毛布で、主に綿素材が中心で、ウールも使われます。毛の密度が高いのが特徴で、逆にマイヤーに比べると少し重くなります。毛玉は最も出にくいタイプです。

毛玉の少なさを優先するならボア毛布

製造方向の違いから、起毛するタイプの方が毛羽が多く、毛玉になりやすいのは事実です。毛玉は繊維同士の摩擦によって生まれるので、ポリエステル系は繊維が強いために、パジャマなどの種類によっては、毛玉が多くなる可能性が高いです。

毛羽の少なさを優先するならマイヤーやシールなどボア毛布をおすすめします。

少々毛玉が出るが、カシミヤ毛布の快適さには代えられない

眠りのプロショップSawadaの店主がおすすめするのはカシミヤ毛布。それも1kg以下の軽量タイプです。通常の起毛毛布は1.2~1.5kgが多いのですが、1kg以下だと、非常に軽く、身体を包む混むようにして使うと、暖かい、という単純なモノではなく、官能的に気持ちが良いとさえ思われます。

確かに、上質のカシミヤ毛布は毛玉や抜け毛が出ます。店主はMarzotto社のカシミヤ毛布を7年ほど使っていますが、最初は驚くほど抜け毛がでました。(現在のMarzotto社のカシミヤ毛布はかつてよりは毛玉や抜け毛がでにくくなっています) しかし、カシミヤ毛布を使うことによる睡眠の充実感を比べれば、そのデメリットに目をつぶるだけの良さがあると考えています。

毛布について、こちらもご参考になさってください

日本毛布工業組合のホームページ

 

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