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羽毛布団、羽毛布団リフォーム6/1より価格改定

羽毛布団の側生地を全て日本製、ヨーロッパ製に変えました 2022.01

目次

羽毛布団は中国製側生地が市場を席巻する

羽毛布団を購入するとき、どこに探しにいくでしょうか? ホームセンター? 量販店? 百貨店? 通販? 専門店? 側生地の組成を調べてみてください。昨今はほとんどといって良いほどポリエステル100% あるいは ポリエステル混の生地です。この場合、ほとんど中国製といってもいいかもしれません。

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日本製であっても、側生地は中国製が多い

「安心の日本製」などといって日本製を謳っている羽毛布団はかなりあります。でも、側生地は中国製であることがほとんどです。それでも、中国製側生地に、日本で洗浄した羽毛を入れているのであればまだいいのです。ところが、中国で縫製した側に、中国で洗浄した羽毛を、日本で充填して仕上げたら日本製の表示ができます。「う~ん」といいたくなりますね。

綿100%生地はどうなのかというと・・・これも中国製が多い

当店では綿100%の側生地を推奨しています。しかしながら、綿100%の側生地でも中国製が非常に多いのです。

こちらはある生地メーカーのカタログの画像です。超長綿60番手サテン側生地で、かつて当店で主に羽毛布団リフォームで使用していた側生地です。これも中国製側です。高級品とされる80番手や100番手のサテンでも中国製が多いのです。

有名メーカーの高級品でしたが、リフォームの際に解体してみたら内側に「中国製」と表示されていたケースもあります。

なぜ?安いから・・・でも

なぜかというと、立体キルトなど複雑な縫製をする羽毛布団側は中国で縫製加工した方が安いのです。20年ぐらい前は中国もプリント技術が悪かったので、日本の生地を中国へ持ち込んで、縫製だけ行っていたケースもありました。

今日では生地から(生機~プリント~仕上げ)全て中国製です。すべての中国製が悪いわけではありません。多くのアパレル製品は中国で作られています。良い工場なら日本以上に丁寧な加工をするところもあります。ところが、羽毛布団側の場合、安く作る目的なのか、質的に「あれ?このレベル」という品物が多いのです。

60番手サテンの側生地でいうと、中国製は国産より3~4割以上安く仕上がるわけですから、そちらに流れるのも判らなくはないんですけどね。特に昨年からは綿の価格が非常に上がっています。円安もあってかつての2倍以上という綿花相場です。

私どもも、定番品は日本製にこだわりましたが、特価品や羽毛布団リフォームなどは中国製の側生地を使っていました。・・・が、臭いがついていたり、裁断や縫製がいい加減だったり、自分で羽毛布団を作っていると、どうも気になります。またかつて高度成長期の日本でもそうだったように、染色過程で河川を汚したり、使用している仕上げ材の安全性が確保されていなかったりなど、いろいろな話が聞こえてきます。

2022年より全て日本製orヨーロッパ製生地+日本で縫製加工に

それでも仕方なく使っていたのですが、「最初少し臭うかもしれませんが・・・」などと、おすすめしていて後ろめたいところがあります。お客様にも中国製と申し上げて、縫製をみてもらうと日本製を選ばれる方が多いのです。そこで、2021年後半より中国製側生地の仕入れを中止し、2022年からは、生地はヨーロッパ製、もしくは、日本で仕上げた生地で、縫製も国内工場のものにいたしました。今更・・・かもしれません。

ヨーロッパからはWeidmann社の超軽量生地です。日本製の生地は、生機そのものはインドネシアや中国で製織されたものが多いですが、最終染工や洗い仕上げは日本で行ったものだけを選んでいます。S9100は、製織も日本です。

エントリークラスは50/40のツイル、その上は80番手まで一気に上がります。80番手の当店オリジナルの平織りがメインで、ウォッシャブルタイプのサテン生地、そして当店オリジナルの100番手平織、100/140番手のサテンまで、全て国産対応となりました。

一般に多く出まわっている60番手のサテンは、80番手の平織りと価格が近く、それでいて生地重量は80番手平織のよりも45%も重いので、当店では扱いをしていません。

ただ中国製の在庫品が少し残っていますので、セールで売り尽くしをしています。この点はご容赦ください。

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