
ねむりの部屋 Vol.29 体が冷えていると入眠しにくい理由
秋も晩秋にかかると、いよいよ底冷え・・・というか足が冷えてくる。実は、身体、特に足や手が冷えていると、なかなかすっと眠ることができないのである。女性に多い冷え性の方は、その典型といえる。それはなぜなのか? そも...
秋も晩秋にかかると、いよいよ底冷え・・・というか足が冷えてくる。実は、身体、特に足や手が冷えていると、なかなかすっと眠ることができないのである。女性に多い冷え性の方は、その典型といえる。それはなぜなのか? そも...
いよいよ10月。受験生にとっては正念場を迎える季節となる。「寝る間を惜しんで受験勉強をする」というのは切羽詰まるとよくある話で、思わず昔を思い出してしまうのだが、本当に効率的な勉強なのか睡眠生理の面から考えてみたい。 ...
私たち寝具を扱う業界でしばしば使われる常套句に「良い寝具で良い夢をみてください」というのがある。「この枕を使えば良い夢が見られますよ」などと言われると、そうなのかと肯定的に思ってしまう。 古来より「夢枕に立つ」「正夢」...
日本の夏は蒸し暑い。湿気が多いから不快指数はぐんぐん上がる。夜はなかなか寝付けない。寝付いても眠りは浅く、意識は夢と現実を行き帰りする。気がつくと朝で、褥は汗でびっしょりとなる。頭はぼーっとして、寝たのやら寝てないのやらはっきりしない。快適...
21世紀に残された最大の謎「睡眠」 「睡眠は21世紀に残された最大の謎の一つで、たとえばノンレム睡眠とレム睡眠はなぜあるのか、そうしてスイッチされるのかさえまったくわかっていません。20年前にこの研究を始めた時、20年後には一山越える...
日本人の睡眠時間は短く夜型に NHKの調査によると日本人の平均睡眠時間はこの40年ほどで約1時間少なくなっています。また、夜10時の睡眠者率は1960年に65%であったものが、1995年の時点で25%を切っており、若年層を含めて夜型へ移行...
2種類の眠り 睡眠には “疲れたから眠る” という「恒常性維持機構」と、“夜になると眠くなる” という「生体時計機構」の2 つの機構によって、状況に応じて相互に関連しながら睡眠の質・量およびタイミングを制御しています。 恒常性維持機構は...
睡眠のリズムはレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す ヒトは眠っている間にレム睡眠とノンレム睡眠を周期的に繰り返しています。 下のネコにみられるように、首を保持してうずくまるようにして眠っている時期がノンレム睡眠、だらりと無防備な姿勢で眠って...
トリプトファン-セロトニン-メラトニン メラトニンは睡眠を司るホルモンといわれ、夕方から夜にかけて分泌が多くなります。抗酸化作用(老化防止、抗がん)やリズム調整(催眠・体温低下)・性的成熟の抑制などの働きがあります。 トリプトファン...
体内時計のしくみと睡眠 ヒトは間脳の視床下部にある視交叉上核が生体時計の働きをもっています。目から入った光の信号は、視神経→視交叉上核→上頚部交感神経節→松果体に達します。 夕刻から夜間にかけて松果体で産生されるメラトニン量が増大すると...