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あなたにとって最適な羽毛布団を日本最高水準の羽毛工房から

目次

眠りのプロショップの羽毛布団は全てオリジナル仕様でオーダー可。本物をお届けする、そこが原点です

店主がこだわりぬいた羽毛と側生地を、自社で製作いたします

眠りのプロショップSawadaの羽毛布団の最大の特徴は、羽毛原料と布団側生地を羽毛マイスターである店主がこだわりぬいて選び抜いています。

そして、自社の羽毛工房ダウンラボにて、1枚1枚丁寧に仕立て上げをするオーダー羽毛布団です。

日本で最高水準の羽毛工房ダウンラボで1枚ずつ手作り

店内の羽毛工房ダウンラボには、ドイツLorch社の羽毛洗浄リフレッシュマシン、羽毛除塵機、計量器、吹き込み機を備え、羽毛布団の製造から、リフォーム(打ち直し、仕立て直し)までを一貫して行っています。

お好みのサイズ、お好みの厚さで仕上げます

標準的なサイズはもちろんのこと、ご希望に応じて、超ロングに作る、超ワイドに作る、介護ベッドに合わせて作る などご希望に合わせたサイズをお仕立てします。

また、使う方の体質や寝室の保温性などに合わせてカウンセリング、厚めに仕上げたり、逆に薄めに作ったりと、こちらも使う方に合わせた羽毛布団の厚みで仕上げます。

リフォーム(打ち直し、仕立て直し)も万全

ドイツLorch社の羽毛洗浄リフレッシュマシンを導入して、羽毛布団のリフォームも行います。店主が厳選した羽毛は、2回以上のリフォームに耐えるため、長く使えます。

なぜ羽毛布団を自社で手作りするに至ったのか、その取り組みの歴史

今なお、いい加減な品質が多い羽毛布団

1988年、羽毛ふとんの普及率はまだまだ低く、それ故に訪問販売やマルチ商法で販売されて社会的にも問題になってきた頃です。

もともと、私どもは綿屋です。100年以上にわたって木綿わたの打直しや仕立てを生業としてきました。小売店として事業を広げたものの、木綿わたに関しては製造直売、作り手のこだわりを持ってお客様にお届けしてきました。ところが、羽毛ふとんや羊毛ふとんが増え始めてくると、西川のようなメーカーさんの企画製造した製品を仕入れて販売するというスタイルになってきました。

こうなると、中に入っている羽毛が本当にいいかどうかはメーカーまかせで、信用するしかありません。専門店としてこのままでいいのか?という疑問があったことが取り組みの最初です。導入と前後して急速な円高が進みました。羽毛は原料を100%輸入しているために、価格もぐっと値下がりし、そのためもあって羽毛ふとんの普及率は急激に増えました。こうなると出てくるのが粗悪品です。

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羽毛布団を店頭での充填仕上げを始めました(1988年)

1988年導入のR&Rマシーン(スチーム洗浄)

そこで、羽毛ふとんを自分の手で作ろうということで導入したのがR&Rシステムでした。最初はあまりよくわかりませんでしたが、羽毛の原料を調べていくうちにだんだんと羽毛の質の違い、その見分け方がだんだんとわかるようになってきたのです。

また、生地の種類や側の縫製、充填量の違いなどもいろいろ研究を深めていきました。羽毛に関する情報はいろいろと出ていますが、本当の情報というものは、自家製造をしなければ、さらに原料メーカーや生地メーカーを訪ねて調べなければ通常の寝具店では手に入らないのだということがわかってきました。

羽毛の原料も、現在のカウフマン・スリープウェル社と河田フェザー社に決めるまでは紆余曲折がありました。同じスペックの、例えばハンガリーホワイトグースでダウン93%といっても原料メーカーによって品質がずいぶん違います。最初はそのようなことがわからず、ずいぶんと授業料を払ったこともあります。

2005年より全てオリジナル仕様の羽毛布団に

こちらは2018年 ポーランドのマザーグース農場にて

大きな転機は1998年のヨーロッパ視察でした。ハンガリーの羽毛農場や、ハンガリー・スイスの羽毛工場を視察し、ヨーロッパのマーケットの現状を見ると、ずいぶんと日本は遅れていることに気がついたのです。まさに井の中の蛙でした。しかし2000年頃でも、自家製造の羽毛と既製品の羽毛の販売比率は1:2ぐらいで、まだまだ既製品の羽毛が多数派でした。

その後、日本睡眠環境学会認定の睡眠環境コーディネーター資格の取得や、滋賀医科大学認定の睡眠指導士資格を取得する勉強の中で、睡眠の環境に合わせた羽毛ふとんの作り方が必要なことに気がつきました。従来の羽毛ふとんはあまりにも「売るための羽毛ふとん」であり、「眠るための羽毛ふとん」にはほど遠かったのです。

そんな経緯で、側生地を全て自前で調達し(側縫製は協力工場)、羽毛も全て店主がより抜きのモノだけを使うようにしていきました。2005年からは、店頭で販売する羽毛ふとんは原則的に全てオリジナル仕様で、自社での充填仕上げ、一部の肌掛等については製造委託した製品のみになりました。

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ドイツ・Lorch社の羽毛リフレッシュマシーンを導入

2006年12月 店舗設置としては日本で2番目 羽毛を直洗いすることで、リフォーム時の羽毛洗浄は完璧に

羽毛ふとんのリフォームはR&Rシステムによって行っていました。これは、スチーム&除塵によって、羽毛を蘇らすというものです。当初はリフォームもそれほど多くなかったのでこれでも十分だったのです。ところが、羽毛ふとんの普及率が高くなるにつれリフォームの需要が増えてきました。リフォームの中には、かなり汚れが強いものもあり、これについては、羽毛ふとんを事前に丸洗いすることで対応をしてきましたが、ふとんごと洗うのでは汚れ取りが十分ではありません。

どのように対応しようか迷っていたときに、カウフマン社のボーラー会長から「ドイツで中古だが非常に程度の良い羽毛リフレッシュマシンがあるが、どうか?」と、渡りに舟のオファー。20年落ちの中古とはいえ、ドイツで分解、コンテナ梱包、日本へ運んで再組立のコストは決して安い買い物ではありません。同じものは、毎年フランクフルトで行われるハイムテキスタイル見本市の際に見学するドイツの高級寝具店BettenRidの2階フロアに鎮座しています。日本の専門店で設置しているのはわずかに1店舗のみでした。

ドイツの寝具店

少し迷いましたがR&Rシステムが老朽化していることもあり、導入を決断。9月末に決定して、12月には設置というスケジュールです。従来のものに比べるとかなりのスペースを必要とするため売り場を大幅にアレンジしなければならないのと、導入コストを少しでも稼ぐために、早速店じまい売り出しとなりました。

12月初旬、20フィートのコンテナに詰め込まれて荷物が到着。ドイツから組立職人のDieterさんとHermannさんが2人来て一週間にわたって組立を行いました。途中水圧が不足したりとトラブルはあったものの無事完成です。

 
Lorch(ロルヒ)社は大手の羽毛原料工場に羽毛の洗濯機や選別機、除塵機などを供給しているメーカーです。もちろんKauffmann sleepwell社も河田フェザーもLorchの設備を導入していますから、羽毛を知り尽くしたメーカーといえるでしょう。そのロルヒ社が小さな工場用に企画したのが、今回のリフレッシュマシンです。

左から 洗濯機・羽毛吸入器・乾燥機・選別機・排出機

2011年にはオゾン処理を導入

洗浄システムとしてはこの上ないシステムですが、念には念を入れるという考え方の元に、オゾン処理工程を加えました。羽毛が乾燥した後オゾン処理をすることにより、殺菌脱臭を徹底します。

より完璧なリフォームと羽毛製造を求めて新マシン導入

もうちょっと不満→より完璧を求めて新マシンの導入

Lorchのマシンによる羽毛直洗いは日本羽毛協会の羽毛リフォームの工程でも一番レベルの高いプレミアムダウンウォッシュに相当しますので、これでも十分すぎるぐらいなのですが、個人的にはダウンファイバーの除去がいまひとつ不満で、もう少しダウンファイバーなどのゴミを減らせないものかと考えていました。一番最初に導入したR&Rシステムも、計量機が壊れてしまい、充填は勘でいれるという状態になってきました。もちろん、それまでに3,500枚以上作っていますので、ほとんど職人芸のような技でちゃんと充填ができていたのですが、いつまでもそんなわけに行きません。

そこで、2009年に羽毛の充填機+除塵機を入れることを計画いたしました。

リフレッシュした羽毛のゴミをさらに徹底的に取り除く羽毛除塵機+そして1g単位の計量でより細かな充填を可能にした二槽式充填機です。さらに充填機の吹き込み口にはサイクロン機を取り付けました。


その反面サイクロン渦を発生させながらマスに充填を行っていくために、充填速度は倍以上かかってしまいます。非常に悩ましい選択でしたが、効率よりホコリを取ることにしました。なぜなら、一般の工場では作業効率が下がるために、このようなシステムで充填することはできないからです。店頭で一枚一枚丁寧に仕立てを行うという、私どものポリシーからすれば、工場のように毎日何十枚も製造するわけではありませんので、たとえ効率が少々下がっても、眠りのプロショップSawadaの店頭でないとできない羽毛のリフォームを実現しようということに決めたのです。サイクロンは円筒形の中で渦巻きを発生させ、羽毛に含まれる比較的重いゴミを取り除く仕組みです。十分に洗浄した新品の羽毛でも、実際には破損した小羽根などが含まれますが、サイクロンによってこれらを取り除くことができます。

羽毛ふとんの新規仕立:羽毛を計量し側に羽毛を充填する

充填機には3つの計量機があります。全体の重量を計る計量機A、交互にマスに入れるために用意された2つの槽の計量機BとC。2つの槽は一方が充填を行っている間に、もう一方の槽は次のマスの充填分を計量します。設定は1g単位ですが、実際にはプラスマイナス1g+αぐらいの誤差が出てしまいます。

 
下は計量制御盤  右上は左が計量槽1 右が計量槽2

各マスにどれぐらいの量を充填していくかは、パソコンによって計算します。一般の工場だと標準的な4×5で20マスの場合、均等に充填します。例えば1300gの場合は各マス65gです。眠りのプロショップSawadaは、もう少し細かく調整します。というのも、まず襟元はへたりやすいですし、保温力を高めるには中央部を厚めにしておいた方がいいからです。

ですから、同じ条件だと襟元は68g、身体の中央部66g、両サイドは62gといったように、充填量を変えながら仕上げて行くのです。これも自家製だから手間をかけて行うことができるのです。

 
サイクロンの下にはゴミが溜まります

 

実際にサイクロンを動かしてみると、リフォームの羽毛はもちろんのこと、新品の羽毛でも結構ゴミが取れることに驚かされます。

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