アイリッシュリネン80の生地が硬いというお叱りについて

「生地が硬い」-アイリッシュリネン80をご購入のお客さまから、お叱りです

当店のオリジナル生地LI80S(アイリッシュリネン80)をご購入のお客さまから、「肌触りがザラザラで、チクチクして、最高級リネンとは思えない」とのコメントをいただきました。

まず、サイト上での説明が不十分であったことをお詫びいたします。以前のLI80アイリッシュリネン80は現在のものより軽くて柔らかです。確かに、新しいLI80Sは当店が生地から織ったオリジナルですが、以前のものより、硬く、そして少し重いです。

ソフト加工を止めたのが、生地が硬く感じる大きな理由です

今回の80番手リネン生地は寝具専用に企画して作りました。

ハードマンズ・アイリッシュリネン80をもっと広幅化できないか ハードマンズ社80リネン生地を使ったカバーは非常に軽量で風合い抜群です。ところが、元々の生機がアパレル用に63インチ巾で織られていて、仕上がり生地は130~135cm巾ぐら...

通常、特にアパレルではリネン生地にはソフト加工をしています。これは仕上げ段階で、CC(クールクラッシャブル)加工やエアータンブラー加工などを行い、柔らかくソフトに仕上げます。私ども従来のアイリッシュリネンのカバーにはソフト加工を施していました。

ソフト加工をすると、風合いは良くなりますが、生地が弱くなります

アイリッシュリネンらしさを謳うのであれば、ソフト加工をするべしなのでしょうが、この加工を行うと、糸を痛めて生地の強度が落ちるという問題があります。私自身、エアータンブラー加工をした80リネンを使っておりましたが、これはアパレル向けに63インチ織機で作られた生地を使って仕立てた当店のオリジナルカバーです。ただ、私は動きも激しいのか、3年程度で生地の一部がすり切れてしまいました。

掛カバーですらこうなのですから、ましてやシーツなどストレスが強いものには使えません。100番手、60番手、40番手は通常に流れている生地を場合によって染めたりして使っているのですが、今回の80番手は全く一からオリジナル企画で織り上げた生地です。

そのためシーツ等にもある程度耐えうるように、75インチ織機という最も広幅の織機を使い(通常は72インチ)糸密度も上げました。75×2.54=約190cmの巾で織り上げたものを、最終仕上げをして160cm巾に仕上がるのです。

ハードマンズの糸を作っている紡績工場の社長さんを踏まえてディスカッションした際に、「CCしない方が生地が傷まないので良いよね」というアドバイスもあり、できるだけ長く使っていただきたいことから、ソフト加工を止めたのです。

糸密度をもう少し甘くしておけばよかったのですが、予想より少し固めに仕上がってしまいました。その代わり洗濯時の縮みは麻にしては非常に少なく、3回洗濯して横はほぼ0%、縦が2%ほどです。一般的な生地は5%程度縮みます。

リネンは洗濯を繰り返すとソフトになり、生地が垂れる傾向にあります。洗濯を繰り返していくと、次第にソフトになり体にもなじんでくるかと思います。

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