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羽毛布団、羽毛布団リフォーム6/1より価格改定

Q:リネンのカバーは冬でも使えるのですか?

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目次

はい、細番手なら冬でも快適に使えます

リネン麻の特徴はラミー麻に比べるとソフト。吸放湿性に優れ、熱伝導が良いことから、熱の籠りが少なく夏快適に使える素材です。

実は私もリネンは夏のもの、と思い込んでいたのです。その思い込みを打ち破っていただいたのは富山県のお客様でした。「冬使っても気持ちよかったですよ」と感想をいただきました。お買上いただいたのは80番手のリネンカバーとHEFEL社の超軽量綿100%生地の羽毛掛布団です。

実際に使ってみると、冬でも快適です。私も冬はリネンカバー、厳寒期だけ毛布を併用して快適でした。特にアイリッシュリネン100は冬でも極上の風合いです。

ただし最低でも60番手以上。40番手では難しい

ただ、この快適さを味わえるのは60番手以上の細番手のリネン麻のカバーやシーツです。これはまだ仮説ですが、このようなしくみであると考えられます。

リネンは熱伝導が良いことと、吸放湿性も良いので生地に含まれる湿気が一定以下です。もしカバーや羽毛布団の生地が綿100%で比較的しっかりした生地の場合、湿気を含みます。そこへヒトが入るとどうなるか。まずヒトに最も近い、布団カバーと羽毛布団の側生地をヒトの体温で暖めようとします。生地がしっかり厚めだと、そこに含まれる湿気を含めて暖めなければなりませんが、かなり熱量を奪われます。冬にもめん綿の布団が寒くてなかなか暖まらないのと同じです。身体の保温をする前に、身体の熱が布団に奪われるのです。

リネン麻も太番手だと、同じように熱が生地に奪われます。ところが細番手の軽量生地だと、ヒトの体温はすぐにその中の羽毛布団へ移動します。さらに羽毛布団の側生地も軽量だと、羽毛に熱が伝わるのが早くなります。つまり、薄手の生地を使うことにより、生地に熱を奪われずに効率よく、素早く布団が暖まるのです。これが細番手のリネン麻を使った場合に冬でも快適であるという理由です。

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軽量で通気性の良い生地が素材の良さを活かす

もちろん、人それぞれに好みがありますから、全てのヒトに合うわけでもありません。しかし、羽毛などの掛布団としての素材を最大限に活かすのであれば、通気性の良い軽い生地が重要であることが分かってきました。ビラベックの羊毛敷布団がなぜあそこまで気持ちが良いかということが、このリクツで説明できるのです。

現在、眠りのプロショップSawadaの羽毛用に使う生地は、昨年作ったオリジナル生地は綿100%素材で85g/㎡、ヨーロッパ製だと80g/㎡や70g/㎡という超軽量生地もあります。通常の60サテンが135~140g/㎡ですから、まったく重さが違います。さらにこれら生地は通気度が3.2cc以上と非常に優れていて、一般的な綿100%の1.5ccや、最近増えたポリエステル混紡の0.8ccなどに比べると通気度が全く違います。

それゆえ、空気の循環が早く、温度と湿度の調節が上手くいくようになります。布団の快適さは生地の重量と通気度で大きく変わるのです。

7月頃には、ハードマンズの100番手超極細リネン麻カバーが登場します。カバーと生地でより快適な眠りを目指しましょう。羽毛布団もリフォームする際に軽量生地に変えることをおすすめします。

 

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