毛布と毛玉について

毛布には使っているうちに毛玉になるものと、比較的ならないものがあります。毛玉はウールや綿、アクリルやポリエステルなど、毛布の素材によるものと、織り方や製造方法によっても出方が異なります。

毛布の織り方による違い

現在市場にでまわっている毛布は、製造方法によって、大きく2種類に分けられます。基布を起毛して作った起毛毛布か、毛皮のような毛足のあるボア毛布です。ボア毛布は作り方でマイヤー織とシール織に分かれます。

起毛毛布

古くからあるベーシックな毛布の作り方です。主にウール・カシミヤなどの獣毛や綿などの素材が多く、織りあげた布に針などを使った起毛機で毛羽を出して、暖かく仕上げるものです。

ポリエステル素材のフリースなども同様です。

Marzotto(カシミヤ・ウール)、IBENA(綿、綿アクリル混)、Steiner(アンゴラ・ウール混)FUSSENEGGER(綿アクリル混、綿・バンブー混)LapanKankrit(ウール)など、ヨーロッパから輸入している毛布はほとんどが起毛タイプです。

起毛毛布は引っ掻きによって毛羽を立てるために、毛玉が出やすいタイプです。

ボア毛布

一方、グランド(地)にパイルを編み込むことで毛足の長いボア状に仕上げた毛布です。起毛毛布に比べると、構造上毛玉ができにくいのと、毛足が長いために保温力が高いのが利点です。大きく織り方によって、マイヤー織とシール織に分かれます。

マイヤー毛布

ドイツのカールマイヤー織機で織られることから、この名前がついています。片面だけにボアが出るので、2枚合わせにします。保温力は高くなりますが、重くなってしまうのが欠点です。アクリル、ポリエステルで作られるのが多く、シングルで2.4~2.8kgにもなります。毛玉ができにくいタイプです。

ニューマイヤー毛布

カールマイヤー毛布の欠点である重さを軽くするために、両面にボアがでるようになっているのがニューマイヤー毛布です。アクリル、ポリエステル、綿が多く、アクリルで平均的な重量は1.8kg程度です。種類は少ないですが、ウール素材でも作られています。毛玉ができにくいタイプです。

シール毛布

高野口と呼ばれる橋本市に多いシール織機を使った毛布で、主に綿素材が中心で、ウールも使われます。毛の密度が高いのが特徴で、逆にマイヤーに比べると少し重くなります。毛玉は最も出にくいタイプです。

毛玉の少なさを優先するならボア毛布

製造方向の違いから、起毛するタイプの方が毛羽が多く、毛玉になりやすいのは事実です。毛玉は繊維同士の摩擦によって生まれるので、ポリエステル系は繊維が強いために、パジャマなどの種類によっては、毛玉が多くなる可能性が高いです。

毛羽の少なさを優先するならマイヤーやシールなどボア毛布をおすすめします。

少々毛玉が出るが、カシミヤ毛布の快適さには代えられない

眠りのプロショップSawadaの店主がおすすめするのはカシミヤ毛布。それも1kg以下の軽量タイプです。通常の起毛毛布は1.2~1.5kgが多いのですが、1kg以下だと、非常に軽く、身体を包む混むようにして使うと、暖かい、という単純なモノではなく、官能的に気持ちが良いとさえ思われます。

確かに、上質のカシミヤ毛布は毛玉が出ます。店主はMarzotto社のカシミヤ毛布を7年ほど使っていますが、最初は驚くほど毛玉がでました。(現在のMarzotto社のカシミヤ毛布はかつてよりは毛玉がでにくくなっています) しかし、カシミヤ毛布を使うことによる睡眠の充実感を比べれば、そのデメリットに目をつぶるだけの良さがあると考えています。

毛布について、こちらもご参考になさってください

日本毛布工業組合のホームページ

日本毛布の通販なら日本毛布工業組合公式ホームページ。快適快眠をサポートする布団などの寝具・毛布類を数多く取り揃えております。高品質・低価格の毛布を国内の工場で製造し、a国産オリジナルの毛布を心を込めてお届け致します。

創業130周年記念特別奉仕品をご用意しています詳しくはこちら