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Sanders社の羽毛肌布団用側を試してみる

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通気性を重視したドイツ・サンダース社の羽毛肌ふとん側

1月、ドイツ・ハイムテキスタイル見本市のSanders社のブースでサンプルで入荷した羽毛肌布団側に羽毛を入れて作ってみました。

メッシュから湿気を逃がす特殊な構造

このキルトの特徴は、12㎝角のメッシュが4×6 24ヶ所あることです。これによって、身体から発散される湿気をうまく逃がす構造になっています。

羽毛自体は吸湿発散性に優れていますが、側生地のダウンプルーフのために通気性が犠牲になってしまいます。メッシュから湿気を逃がして空気循環を作り、快適な寝室環境をつくるという狙いがあります。

趣旨からも掛布団用というよりは、肌ふとん向けです。今回は肌布団用の側生地にしてみました。ステッキーホワイトグースで15年使ったものがあったので、羽毛を洗浄除塵リフレッシュ、3×2ブロックあるので頭から40g×2、45g×2、50g×2と厚さを変えて入れてみました。全部で270gです。

実際に使ったところ、結構快適でした。ただ、羽毛の偏りが結構出てしまうので、その都度軽くたたいて整える必要があります。純粋に夏だけを考えるのであれば、麻わたの布団の方がいいでしょう。

側の仕上げの感想

周囲をパイピングで加工されていますが、これの処理がやっかいです。2本針で縫うのが本来ですが、生地をかなり引っ張りながら縫わないと、綺麗に縫えません。正直手間がかかり、何枚も加工をしたいとは思えません。

また、ドイツの側は日本のようにひも掛けが付いていないので、後から付ける必要があります。そのあたりはやっかいですね。

 

 

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