羽毛布団をリフォーム(仕立直し)する際の注意点

羽毛布団は10~12年に1度、リフォーム(仕立直し)をすることで、長く使うことができます。眠りのプロショップSawadaでは、羽毛工房に国内再興レベルの羽毛リフォーム設備を持ち、お客様の目の前で店主がリフォームを行っています。

ここでは、リフォームをされる際にお客様からいただいた質問等をまとめて、羽毛布団の仕立て直しを考えていらっしゃる方への情報を提供いたします。

リフォーム(仕立直し)がいいのか?買い直した方がいいのか?

一番多いご質問です。リフォーム(仕立直し)は私どもで標準的な60番手サテン~80番手サテンで3~4万円いたします。(リフォームのチラシ(PDF形式)はこちら

一方、安い羽毛布団は1~3万円ほどで買うことができますから、「買った方が安いんじゃない?」と迷われますが、結論から言いますと次の通りです。

  • 購入金額が8万円以上であれば、迷わずリフォームする
  • 購入金額が5~8万円であれば、中身を見てグースダウンならリフォームする
  • それ以下の場合は、中身の状態を見て5万円までの新品と買い替えるかどうか相談する

金額は専門店やデパート店頭で購入された場合のあくまで目安です。現在グースダウンはダックダウンの倍近い価格になっています。グースダウンならリフォームした方がいいでしょう。ただ、一部の不埒なメーカーの中にはグースダウンと表示しながら、ダックが多く混ざっているものを高く売りつけていたりすることもあるので、まずは中身を調べて羽毛の状態を確認しましょう。

ライフサイクルによってもかわります。

例えば30歳で結婚、12年ほど使った羽毛布団をリフォームするとしましょう。上記のように羽毛の状況が良ければリフォームして10年ちょっと使えます。マザーグースなど440dp以上の中身でしたら、次のリフォームにも耐えうるはずです。(汚れがひどいと無理な場合もありますが・・・)

60歳の場合は、新たにしっかりしたものを買い替えた方がいいでしょう。440dp以上の羽毛であれば最低2回のリフォームが可能です。となれば、下記の図で購入が60歳なら、次の買い換えは92歳ぐらいで、つまり残りの人生を1枚で使える可能性が高いといえます。健康を考えると、軽量で身体に負担の少ない良質な羽毛布団に買い替えることをおすすめします。

リフォームの方法によって違いがあるのか、どうか?

TV通販で2万円以下のリフォームが紹介されていました。どう違うのでしょうか?大雑把に言えば、洗い方の違い と 側生地の違い です。

安い羽毛布団リフォーム 眠りのプロショップSawadaのプレミアムダウンリフォーム
洗い方の違い 羽毛布団のまま丸洗いしてから解体(ダウンウォッシュ仕上げ)

スチーム洗浄と除塵だけ(布団生地交換仕上げ)

羽毛を解体して、羽毛を直接洗浄する(プレミアムダウンウォッシュ仕上げ)
側生地の違い ポリエステル混の中国製側生地 綿100%で通気性の良い国産側生地
仕立て方の違い 羽毛の状態に関わりなく、一定の仕立て 羽毛の状態や、使う方の体質等をカウンセリング。羽毛の状態を見ながら、細かく調整を行う仕立て

日本羽毛製品協同組合(日羽協)のリフォーム基準のページをご覧ください。羽毛布団のまま、あるいは羽毛を袋に入れて洗う方法(ダウンウォッシュ)は、まとめて何枚も洗うことができるので、効率が高くコストも抑えられます。一方、羽毛を解体して直洗浄を行うプレミアムダウンウォッシュでは、羽毛がきれいに洗うことができますが、その反面、1枚ずつ洗うために手間がかかります。

側生地はなんでも一緒ではないの?

現在、リフォーム加工をする羽毛布団のほとんどが綿100%の生地です。かつては、羽毛布団の側生地は綿100%が当たり前でした。綿は吸湿性もあり、適度な通気性もある羽毛布団に適した素材です。ところが近年ではコスト優先のために、ポリエステル混の羽毛布団が圧倒的に多くなってしまいました。ポリエステル混側生地は多くが、吸湿性が悪く、なにより通気性が悪いために蒸れやすいという問題をもっています。

綿100%で使っていらっしゃった方が、リフォームや買い換えでポリエステル混生地にすると、それだけで使用感が悪くなります。

綿100%であっても、80番手や100番手など高級で軽量な生地の羽毛布団をリフォームして、40番手や60番手の重い生地にしてしまうと、どっしりと重くなり、暖まるのも遅くなります。

より快適な眠りを得るためにも、羽毛布団の生地選びは非常に重要です。眠りのプロショップSawadaでは、お使いになる方の体質などをカウンセリングした上で、羽毛の中身を調べ、最適なリフォームプランを提案いたします。