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羽毛布団、羽毛布団リフォーム6/1より価格改定

Q:枕だけで睡眠が改善するものでしょうか?

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手を合わせて頬の下に入れているということは、横向き寝の高さが不足している例

快眠できる枕はありませんか?

一時ほどではありませんが、このご質問は非常に多いのです。「睡眠が良くないので、枕を変えたら直るかと思って来ました」というお客様。私どもでは、まずカウンセリングを行います。睡眠が阻害される原因は枕だけではありません。その原因を特定しないことには、たとえ新しい枕に変えたとしても解決できるとは考えられないからです。

敷寝具に問題がある方が実に多い

カウンセリングを行っていきますと、かなりの割合で枕よりも敷寝具に問題があるお客様が多いのです。曰く「ベッドを15年使っていて、マットレスがへたってきた」「硬くて薄いせんべい布団に寝ている」等々

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実際に仰向け寝時に、横から見ていると身体を支える中で枕はごく一部であることに気がつきます。枕は頸椎を、敷寝具は脊椎と身体の大部分を支えるからです。

背骨の姿勢を正しく支えることが第一

背骨は健康の屋台骨といえるでしょう。身体をコントロールする神経が通り、背骨が曲がったり、無理な力が掛かると、さまざまな身体の不調を引き起こします。整体やカイロプラクティック、歩き方・・・それらが背骨を本来あるS字カーブをキープすることを目的にしているといっても過言ではないように思われます。

枕は敷寝具の一部です

もちろん、頸椎をストレスなく支え、気道を確保するには枕の高さ調節は必要です。

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ところが、敷寝具の硬さによって最適な枕の高さは変わってきますし、そもそも背骨がちゃんとした寝姿勢を保っていないと、いくら枕を合わせたとしても、良好な寝姿勢は得られません。

横向き寝なのに仰向け寝の高さでオーダーメイド枕?

女性では横向き寝をされるケースが比較的に多いのですが、敷寝具が硬いと肩に圧迫がかかり、その結果肩の周りの筋肉が緊張を強いられて肩こりの原因になることが少なくありません。仰向け寝以上に横向き寝では敷寝具の重要性が高くなります。

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横から見て背骨が真っ直ぐなるようにするためには、上図のCの部分肩の出っ張りをうまく受け止めて、さらに、Bの頸の空間を支えることが必要になります。ヒトは寝返りで仰向け寝や横向き寝両方を向きますから、単純に仰向け寝だけで考えるのでは不十分といえます。

敷寝具に問題がある場合、無理に枕はおすすめしません

「いくつも枕を変えたり、合わせてオーダーで作ってもらったけど枕が合わない」という方も多いのですが、ほとんどの場合、枕より敷寝具に問題があるといっていいでしょう。逆に枕だけ合わせたとしても、後で適正な敷寝具に変えた場合に合わなくなってしまう場合も多いのです。

例えば、オーダーメイド枕の多くは比較的硬めの敷寝具でフィッティングすることが多いのですが、この場合枕は高めにフィッティングされます。家に持って帰った場合、高く感じられるというケースが少なくありません。横向き寝の場合は、敷が硬いとちゃんとフィッティングすること自体が難しくなります。

眠りのプロショップSawadaではこのような場合、枕は後回しにして、敷寝具のフィッティングを先にすることをおすすめします。敷寝具は枕に比べると価格的にも高くなることが多いので、じっくり検討いただくよう、その場はお帰り願う場合もあります。

結論:敷寝具を合わせてから、枕を選びましょう

私どもがオーダーメイド枕を始めてから20年が経ちました。その間、多くのお客様にご購入いただき、またご使用感を元に改良を重ねてきました。しかし、敷寝具が合っていないことが判っているお客様に枕をフィッティングすることはできません。眠りのプロとしては、安易な妥協はできないと思っています。

ぜひ、敷寝具と枕はトータルでお選びいただきたいと思います。

 

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