15年使用して汚れへたった羽毛布団
ページの目次
一生モノと言われましたが、実際にはどうなのか
羽毛布団が出始めの頃「羽毛布団は一生モノでずっと使えますよ」という説明をした販売業者が多数いました。しかし、いくらなんでもこれは言い過ぎです。加えて、当時は「羽毛布団は外に干さないように、陰干しで」と説明されることが多かったのです。 上の羽毛布団の場合、使用から15年が経過しています。側生地はかなり汚れていて、生地のあちらこちらが弱っています。男性が使われていたのと日干しをしていないために、側生地は少し油っぽく、湿り気を含んでいます。中の羽毛は、汚れや油脂でダウンボールは丸まってしまい、永年の使用で羽毛が壊れてゴミが増えていました。
基本的にはリフォームによって甦らすことができる
上の羽毛布団をリフォームすると、まるで新品のようにふっくらと甦ります。
きっちりメンテナンスをすれば、快適に長く使うことができる
これは結婚される年齢の方への説明パネルです。体質にもよりますが3~5年に一度の丸洗いと10~12年に一度のリフォームを繰り返すことで、羽毛布団の快適な性能を維持しながら使い続けることが可能です。毎年洗いなさいとおすすめする店もありますが、洗いすぎると羽毛の油脂分が少なくなり、長持ちしにくくなりますので、当店ではおすすめしていません。 しかし全くメンテナンスされていない羽毛布団は、羽毛に付着した汚れが落ちにくくなります。定期的に丸洗いをして、羽毛の汚れを取っておくことが大切です。そうでないと良い羽毛を使ったとしても、リフォーム時に回復しにくくなります。
60歳で買い換えを検討する
上の図では62歳で買い替えのパターンを提示しています。人生100年時代といわれるようになったので、セカンドライフが始まる60~65歳が買い換えのタイミングです。 ここから30年間使えば、ほぼ残りの人生は買い替えなくてすみます。このようにライフサイクルを考えながら、一生羽毛布団とお付き合いをしましょう。
400dpクラスなら30年、440dpクラスなら40年以上使用できる 最初に良質の羽毛を選ぶこと
眠りのプロショップSawadaでは、通常最低でも400dp以上の羽毛を推奨しています。これは2回のリフォームに耐えうる当店としての基準です。もちろんダウンパワーの低い羽毛でも何回もリフォームが可能ですが、低ランクの羽毛ほど未成熟ダウンが多く、ゴミとなってしまうものが多く嵩が戻りにくいからです。 上のチャート図では32年をめどにしていますが、440dpクラスなら、ダウンボールが大きく熟したものが多いので、3回のリフォームにも十分耐えうる品質です。ということは40年以上は使えることになります。
もちろん、長く使うためには上記のように、日常のお手入れも非常に重要になってくるのです。逆に手入れが悪いと最初の羽毛のようになってしまい、リフォームはできるものの2回目のリフォームに耐えられない状態になることも少なくありません。
低価格帯の羽毛はリフォームに値しないものも多い
量販店やホームセンター等で安く販売されている羽毛の場合は微妙です。もともと、十分に育てられた羽毛が使われていることは希です(価格は正直です)。未成熟ダウンが多いために、リフォームの際の洗浄除塵工程で羽毛が減る割合が多く、リフォームできないわけではありませんが、コストパフォーマンスが悪くなります。
4~5万円クラス、場合によっては3万円クラスでも、2012年以前のものであれば、比較的良いグースダウンが使われていることも多いので、迷ったらご相談ください。
リフォームはプレミアムダウンウォッシュで
羽毛布団のリフォームの方法はいろいろありますが、1枚ずつ直洗いするプレミアムダウンウォッシュがおすすめです。他の方法だと、汚れが取りきれないので、十分に羽毛を洗えません。
羽毛布団のリフォームについては、専用サイトをご覧ください https://down-reform.com
羽毛布団側は軽量で通気性の良い綿生地で
ポリエステルの入った羽毛布団側は安く仕上がりますが、通気性が悪く蒸れやすくなります。長く快適に使うには、軽くて通気性の良い綿100%の羽毛布団生地を使うのが一番です。 https://sleep-natura.jp/goodsinfo/down/post-1043.html
まずカウンセリングから、メールでご相談ください
メールinfo3@sleep-natura.jp にてご相談をお受けしております。 眠りのプロショップSawadaでは無料のWEB快眠カウンセリングのサービスを提供しています。寝具選びに迷ったら、まずはカウンセリングから
