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Q:品物の良い高級羽毛布団ですが、丸洗いか仕立て直しどうしたらいいでしょうか?

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Q:10数年前に、当時かなり品物の良い高級羽毛布団を購入しました。汚れたりへたったりしているんですが、丸洗いするんでしょうか?仕立直しはできるんでしょうか?

A:使用7~8年までなら丸洗いを、それ以上か汚れがひどいのであればリフォーム(仕立直し)をおすすめします

あなたは、冬毎日使うコートを5年以上クリーニングせず、そのままお使いになりますか?一般的には1年に一度はクリーニングにだしていらっしゃるのではないでしょうか?

毎日使用する布団は想像以上に汚れたり、布団にストレスがかかっています。一見きれいだからといって弱っていないわけではありません。上の画像のように無地だとその具合がはっきりわかると思います。汚れがひどい場合は5~6年でもリフォームをした方が、羽毛がきれいになります。

最低3~5年に一度の丸洗い(水洗い)を

コートほどではありませんが、最低でも通常3~5年に一度は丸洗い(水洗い)をしましょう。洗わずにおいておくと汚れがこびりつき、上の画像のように最早洗っても汚れが取れなくなります。布団に限りませんが、こまめなお手入れが製品寿命を延ばします。

丸洗いにはリスクもあります

丸洗いは水洗いが基本です。ドライクリーニングでは、中の羽毛の汚れを取るのは難しいのです。ただ、リスクもあります。一般的な羽毛布団の側生地には、ダウンプルーフという羽毛の吹き止め加工がなされています。丸洗いを行うと、このダウンプルーフ加工が取れてしまい、ゴミの多い羽毛だと吹き出しが目立つ可能性があります。水洗い後に生地の通気度が4ccを超える生地は注意してください。

一方、ウォッシャブル(家庭洗濯可能)とか丸洗い対応(専門のクリーニング店対応)の生地でしたら問題はありません。一般に、朱子織(サテン)生地は、光沢があってソフトですが、丸洗いには弱い生地もあります。一方、平織の生地は安定しているので、洗っても問題ないケースがほとんどです。

8年以上経っていたらリフォーム(仕立直し)を

丸洗い(水洗い)は汚れを取るためには有効ですが、生地にダウンプルーフがかかっているために水の浸透が悪く、きれいに汚れが落ちるわけではありません。長年使っていると生地も知らず知らずのうちに弱ってきています。そこで、リフォーム(仕立直し)をするのです。

リフォーム(仕立直し、打直し)とは?

丸洗いと違い、リフォームは今まで使っていた側は使いません。中の羽毛だけを洗浄して、ホコリを取り、新しい側に入れて仕立直しをします。丸洗いよりは費用がかかりますが、ほぼ新品同様に仕上がってくるので、そこからまた10年使うことができます。

リフォームの方法にもいろいろとありますが、羽毛を取りだして直に洗う、プレミアムダウンウォッシュに準じたやり方でないと、羽毛の汚れをちゃんと取ることはできません。加工方法によっても価格が違うので注意が必要です。

買い換えよりリフォームをおすすめ

リフォームの価格をお見積もりすると「買い換えしても変わらないじゃない」というお声があります。確かに、リフォームの価格と、安いランクの新品羽毛布団を比べると、ほとんど変わらない場合があります。場合によっては新品を購入した方が安いこともあります。しかし、良い羽毛が入っているのですから、リフォームをして、元々の羽毛の良さを再生した方がいいのです。

品質の良い羽毛布団にはグースダウンが使われているが、
安い新品羽毛布団の中身はダックダウンがほとんどである

羽毛を得る鳥はガチョウ(グース)もしくはアヒル(ダック)です。一般にガチョウの方が身体が大きいために良質な羽毛を得ることができます。中途半端な新品のダックダウンの羽毛布団を購入するのであれば、良質なグースダウンをリフォームした方が良いのです。

どちらが良いかの見極めは、やはりプロの目で行うことが確実です。当店では6,000枚以上の新品羽毛を手づくりしており、羽毛のリフォームも3,000枚以上手がけています。本物のプロの目を提供いたします。

加えて新品羽毛布団の側生地はポリエステル混がほとんどである

ポリエステル混の生地は通気性が悪いために、快適な睡眠環境を得ることが難しくなります。リフォームをするでも、ポリエステル混側生地でコストを安くしているケースも多いので重要です。当店ではすべて綿100%の側生地です。

まずはメールinfo3@sleep-natura.jpへご相談ください

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